中島春雄怪獣写真集 の感想

貴重な白黒写真が多量な、夢のような豪華本です。

できればカラーが見たくなりました。

満足です。

購入しました。　感想を一言で言うと、「さすがは洋泉社」につきます。

説明不要の東宝怪獣に始まり、第一期ウルトラシリーズの中島さんが演じた怪獣の写真が載っているのですが、
洋泉社独特の「かゆいところに手が届く」的な点として、チビラくんで演じたゲバゴロー（ロボット）まで載ってます。

ゴジラ・東宝に関する写真の殆どが（少なくとも私は）初めて観た、というスチール満載で構成されています。
たとえば、緯度０大作戦のグリフォンやコウモリ人間を中島さんが何役も兼ねて演じていた事を私は存じ上げなかったのですが、
そのグリフォン＆コウモリ人間の写真だけでも、ほぼ全てが「初めて観た」写真ばかりでした。

少し難点を言うと、「カラー頁が冒頭の３２頁しかないよ。これでこの値段は少し高くないですか？」という点、
東宝怪獣を中心としている為、ウルトラ（TV）怪獣は少な目＆既公開済写真が殆ど、という点くらいでしょうか。
ただ総頁数が３７０頁近く(写真点数５００以上)有りますので、その不満点は帳消しになる価値が有ると思います。

また、巻末近くには、戦争映画を中心に、中島さんが顔出しされた作品の写真も載っています。
よくここまで集めたなぁ、と感心しました。繰り返しですが、さすがは洋泉社。

ゴジラ・東宝特撮ファンの方なら、必携の書だと思います。
興味の有る方は、是非購入されることをお奨めします。