平将門と東国武士団 (動乱の東国史) の感想

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タイトル平将門と東国武士団 (動乱の東国史)
発売日販売日未定
製作者鈴木 哲雄
販売元吉川弘文館
JANコード9784642064408
カテゴリ歴史・地理 » 日本史 » 一般 » 日本史一般

購入者の感想

平将門の乱の舞台となる古代・中世の坂東の背景から説き起こされています。
坂東とは、相模、武蔵、安房、上総、下総、常陸、上野、下野の八カ国です。
ここで語られているのは、平将門の乱、藤原純友の乱、平忠常の乱、前九年の合戦、
後三年の合戦、保元の乱、平治の乱で、約300年にわたるできごとです。
日本の歴史は、京都から見た歴史として習ってきましたが、
東国から見ると全く違う歴史風景が見えてとても面白い! 
全7巻のシリーズものなので必ず全巻読破しようと思います。

平安時代末期の状態では、日本は四つの国家に分かれていたと言えるようです。
奥羽国家:秀郷流藤原氏
東国国家:源氏(主に河内源氏)
畿内国家:朝廷
西国国家:平氏(主に伊勢平氏)
基本的な勢力地図が出来上がったので、これから起こる武家の動乱は、
源氏と平氏と秀郷流藤原氏の子孫達の闘争の歴史として捉えられるのではないか
と思います。

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