2CELLOS2~IN2ITION~ の感想

スティエパンとルカの才能とケミストリー、YouTube、エルトンジョンとの出会い、メジャーデビューそして1stアルバムの好セールス(一番売れたのは日本だそうだ)、これらが重なった後の2ndアルバム。全体的には1stの延長線上なのだが、違うのはエフェクトやマルチトラック、他楽器を使用しつつ、2つのチェロでより多様な表現を追求している。

The ProdigyやRihannaをチェロで？なんて想像つかなかったが、聞けばなるほど2CELLOSの音楽になっている。

チェロのイメージを覆すような激しい演奏動画で戸惑いを覚える方もいるだろうが、7,10,11,12,13など、アコースティックならではの楽曲も多い。また、エルトンとズッケロ、対照的な歌声とチェロのハーモニーも面白い。

1,3,5,6のようにチェロをギターサウンドに近づけて演奏してみせる、そんな技巧のみせびらかしも、もはや代名詞といえよう。

オリジナルのOriental Express。それまでの明るい2CELLOSと違う、少し物哀しい旋律が印象的。

カバーばかりなのに、2人の強い個性と豪華なコラボの相乗効果でオリジナルとは違った聞き方が楽しめる。星4つなのは、まだ若いので。