十年後の自分をつくる　－非エリートのための着実キャリアアップ戦略 (ごきげんビジネス出版) の感想

ごきげんビジネス出版は，ステマ絶賛レビューにてキンドル本読者を欺く小金稼ぎを続けて恥じない会社ですが，
この本も，相当ステマ臭の酷い売り方をされています。

５つの絶賛レビュのうち，単独絶賛レビュー２つ（実質３つ），水谷本のみ絶賛レビュー１つ。
一体これは何なんでしょう…

いい加減にこういう下らないことはお止めになりませんか。
卑劣なだましに特に違和感のない方のみ，ご購入されればよいでしょう。

この著書に通奏低音として響いているのは、「若手に対する愛情」、だ。
若手は、自尊心だけはフンダンにあるが、実績に裏付けられた自信がないために惑乱する。そうした若手にかつての自分の姿を見ているのであろう著者は、読者を叱咤激励しない。著者がするのは、「こうしてみてはどうだろうか？」という控えめな態度の提案である。
提案の仕方は控えめであるが、その内容はあくまで具体的で、すぐに実行に移せるものばかりだ。
私自身はもはや若手ではないが、組織の中で生きるにあたり必要となるknow-howを多く得ることができた。良書である。