「氷菓」BD-BOX [Blu-ray] の感想

円盤欲しいなあ、でも高いしなあ、いつか買おう…と思ってほしい物リストに入れたのですが
もともとアニメの円盤を買うタイプでもなかったのでリストに入れたまま数年の時は流れ…。
そうしていたら最近、ふと氷菓が見たいなと思って、やっぱり円盤買おうかなと悩んでいたところ、
知らないうちにBDBOXが出ていたとは！ネックになっていたディスクの入れ替えの手間も省かれ、
OVAも入っていて、半額程度。まさに理想のBOX！と即効買いました。

うーん、やっぱり良い。京アニの作品の中で一等好きです。いや、全アニメといってもいいくらい。
二期、映画、OVA…なんでもいい、続編をいつまでも期待しています。

しかし、欲を言えばパッケージデザインがもっと良ければ言うことはなかった。
そこはやっぱり単巻のほうが良いですね。全体的に。

今更分かりきったストーリーの良さを語るのは無駄なので省いて。

原作小説の区切りに合わせて4枚のBDにまとまっていて、とにかく幅を取らず、かつ実際の使いやすさが好印象。
なんとなく買い逃していた漫画同梱の11.5話も2巻目に収録されていてこれまた好印象。
ディスクのデザインのシンプルさが好印象。

単巻特典の有無のみが欠点なのかな？。

でも、これまで録画していたものを何度も何度も見続けていた僕からすれば、この値段で見やすくなってディスクをそろえられるってだけで購入への迷いは消えました。停電だか何だかで録画できてなかった話もあったし。この内容で30000円なら買いでしょ！という感じです。

ともかく、そんな「好きだけど10枚近くBD買うのは抵抗あって買えなかった…」とか「録画で見てたけどこれを機にBD高画質で見たいそろえたい！」みたいな人には間違いなくおすすめです。

私はこの作品がすごく好きで、放映当時BDを全巻買い揃えました。
ただ、全11巻で置き場所に困ることと、値段が高いことがネックで購入をためらった方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
今回は待望のBD　BOX化で、特典映像はありませんが値段もリーズナブルだと思います。

京アニクオリティの作画をはじめ、ストーリー構成、音楽共に一級品の作品だと思います。

ＴＶで放映された２２話とＯＶＡ１話の合計２３話を４枚に分けて収録すると１枚辺り５~６話になるので、
ＤＩＳＣ１が１~６話、２が７~１１．５話、３が１２~１７話、４が１８~２２話と、
上手く「氷菓編」「愚者のエンドロール編」「クドリャフカの順番編」「遠まわりする雛編」が１枚ずつに収まる。
これは再視聴する際にありがたい。既に発売されてるＢＤは、２話収録なのでディスク入れ替えが煩わしい上に、エピソードの切れ目が奇数回に来ることが多く、何かと観づらかった。
まあ、まだ発売されてないので、実際にどう分けてくるかは不明だが、まさかエピソードがディスクを跨ぐような収録の仕方もしないだろう。

単品各巻に収録されてたスタッフの現地取材や作品作りの様子などが省かれて、アニメのみBOX化したのかな？コンパクトだしお手頃価格だし絶対に買いのBOXだけど、この氷菓というアニメがどのようにしてこれだけ素敵な作品になったのか、現地取材・アニメ制作過程の様子、主題歌の制作過程までも知ることができるスタッフの本気度が伝わってくる単品の特典映像は氷菓にハマった人にはぜひ見てもらいたいところ。

BOX版はもう出ないの？出す気がないの？とか思いながら待ってました。
買うよ買うともよ。
内容が薄れる事無くまだまだ鮮明に思い出せるけど、綺麗な画質でもう一度見直しができると思うと心が躍るね。
ありがたやありがたや……。

この作品は数少ない万人にお勧めできる傑作の一品だと思います。
内容も『ありきたりな学園もの』と侮るなかれ。です。
未視聴の方はレンタルでも何でもいいから是非是非手に取ってみるべきですよ。
力いっぱいお勧めします。