VILLAS(ヴィラ)西洋の邸宅:19世紀フランスの住居デザインと間取り の感想

※サンプル画像 クリックで拡大します

(幅は1ｾﾝﾁ)

様式は以下の通りです。
●古代ローマ、ゴシック、イタリア・ルネサンス、フランソワ1世、アンリ4世、
ルイ13世、ルイ14世、ルイ15世、折衷
●諸外国の住宅、非様式デザイン(アトリエ、住宅、商用住宅)

巻末に、説明文と平面図に出てくる用語集があります。

1階、2階、あれば地下室、の見取り図が欲しかったので助かりました。
それぞれの邸宅の高さと奥行きのスケール、なんと上から見た屋根伏図。
建物の造りが想像しやすい!!
確かに漫画やイラストの資料に向いている本です。

外観のイラストも美しく、レンガ造りの模様や窓枠などのデザインが
写真集よりも解りやすいものがありました。
特に断面図付きの邸宅は、テラスの出方や柱の凹凸がよく解ります。

見開きで外観と内部を照らし合わせて見るので、これまた解りやすいのですが
3階部分(屋根裏ですね)が省略されていたため、星4つにしました。

しかしやっぱりアレコレ妄想出来るので、眺めてるだけでも楽しいです(笑)

これは、ゲームやイラストなどの資料として、西洋建築の間取りや構造を見るには非常に適しています。
ですが、小説の資料にはいまひとつです。

純粋に外観と間取りの見取り図なので。
家の中の細部の名称や意匠などを知るには、別の資料をお勧めします。