現場論: 「非凡な現場」をつくる論理と実践 の感想

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タイトル現場論: 「非凡な現場」をつくる論理と実践
発売日販売日未定
製作者遠藤 功
販売元東洋経済新報社
JANコード9784492557532
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購入者の感想

『現場論』というと、ちょっと泥臭いイメージを感じるが、この本は立派な
経営学の本だと思う。
変な話だが、私から読者のみなさんに一つお願いがある。
それは、第1章の「現場とは何か」を読み、「当たり前のことを、なぜ難しく言うのか」
と感じるかもしれないが、ぜひ、ここは辛抱して、第2章「競争戦略と組織能力」に
進んでもらいたいということである。
多分、この第2章から、身を乗り出して読まれることになると思うからである。

この本は、一見目新しいものはないように感じるかもしれないが、
のちのちジワリジワリ、その意味合いがわかってくる本だと思う。
そしてジワリジワリ、読者に利いてくる本だと思うのである。
現場は組織であり、組織であるから組織能力こそ大事だという意味合いが
わかれば、必ず現場力はアップすると思う。

現場で活躍している人にぜひ読んでもらいたい本だと考えている。

遠藤先生の本は毎回読ませて頂いてます。現場力を鍛えるを読んだときはホントに素晴らしいと思った記憶があります。でも、さすがに、もう良いでしょう。事例を入れ替え、理論や実践と、あの手この手で焼き直すのはそろそろ限界ではないか。
遠藤先生も途中プレミアム戦略とか新しい方向を探ったみたいですが、結局ここに戻ってきた感じですかね、新しいコンセプト開発は難しいんですね。
遠藤先生の現場力系の本を読んだことがない人へはお薦めです。

 本書が役に立たない駄本である根拠は、最初3頁の以下部分に集約されている。

3頁: 現場とは何か、その答えは未だに見出せないままである。
5頁: 私は300を超える現場を訪ね歩いていた。

 なぁんだ。 現場を知らないと自らが認める、現場で働いた経験が無い学者が
現場を300ほど視察しただけで、現場を知ったかぶり自慢する駄本なんですね。

 半分ほど読んでみたが、役に立たないし、つまんねぇ。

『現場力を鍛える』から10年。その間様々な異なる切り口での理論構築を
試み、それらを前著に加筆しながら、書き下ろしたのが本書だ。
本書で取り扱う内容については、新味はない。これまでの理論を継承しつ
つ、事例を今日的なものに置き換えているので、納得感は高い。
「戦略」と「実行」を扱う書籍は数多く存在し、それぞれをひとつのテーマと
してとらえるならば、本書はやや掘り下げが浅い。もっとも、本書は「戦略
論」や「実行のためのマネジメント」を扱ってはいるものの、「現場」という
戦略を実行する「場」にフォーカスしていることに価値があると考える。
「非凡な現場」を目指すために、最低限のレベルは「保つ能力」であり、そ
れを発揮するには、標準が定めらている必要がある。標準をしっかり遵守
できる能力が担保されれば、それを超えていく「よりよくする能力」が要求
される。しかし、「よりよくする能力」で留まれば、それは「平凡な現場」だと
氏は指摘する。それをさらに超える能力、すなわち「新しいものを生み出す
能力」こそが、「非凡な現場」に必須だと力説する。
その通りなのだと思う。しかし、言うは易し行うは難しである。実践のため
には、トップの強烈なコミットと、ミドルアップダウン、現場での主体性が鍵
だという。要するにすべての人々が「非凡な現場」を目指す熱意・情熱が
不可欠ということだろう。
結論としては平凡であるが、本書の説得力は氏の「現場」へのこだわりと
愚直さにあるのだと考える。

著者の現場力の本を読んで来ましたが、今回の内容は過去の本の延長線上にあるというよりも、焼き直しの感が強い。現場力はトップダウンがあって初めて発揮されるというのも、そもそも論に戻ってしまう。

著者が注目したデンソー、ヤマト運輸、良品計画などの
現場エピソード、業務の知恵を抽出し、
本当に強い現場とはどんな現場かを示しています。

本書の中で著者は、現場の存在意義として、こんなコメントをしています。
<価値あるものを生み出し、「夢を形にする」ために現場は生まれ、
存在する。夢こそが現場の動力源なのである>

本書には、実際に現場で起こった感動秘話とともに
現場力を高めるための実践ノウハウがまとめられており、
現場を鍛えたい経営者、マネジャーには気づきの多い内容です。

・当たり前のことが当たり前にできるためには、
 まず「当たり前」とは何かを定義することが重要だ。
 これを「標準」と呼ぶ
・「非凡な現場」には例外なく愚直さという共通点がある
・「顧客を背負う」ことがナレッジワーカーを育てる大きな源泉となる

明日からの現場改善の意欲が湧いてくる一冊です。

以下に私がこの本を読んで参考になった部分を、
引用してご紹介します。

・生産性の低い現場には「しか」がじつに多い。
 「私しかできない」「彼にしか任せられない」「これしかやらない」など、
 仕事が属人化し、放置されたままになっている。
 標準化がまったく進んでいないのだ。
 一方、生産性の高い現場では「でも」が多い。
 「誰でもできる」「新人でもこなせる」など、標準化が確立され、
 誰にとっても「当たり前」になっている

・経営者の気まぐれは、現場に大きな影を落とす。
 一生懸命取り組んでも、社長が代われば、また違うことをいいはじめる、
 経営の方針はコロコロ変わると気づいた現場は、本気で活動をしなくなる

・それぞれの創意工夫はちょっとしたアイデアだが、
 それぞれの動物の習性や特徴がわかっていなければできない深いものだ。
 旭山動物園の真のすごさは、細部にこだわるナレッジワーカーたちによって
 つくられている

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