レコード・コレクターズ2014年10月号 の感想

　ポールのウィングス時代絶好調期の２枚の特集、ちょっと掘り下げが甘いような気がしないでもないですが、ポール自身、これまでのアーカイブとかベスト盤なんかを見ると、掘り下げられるよりは、発表当時のワクワク感を思い出してほしいというような態度をとっているのでまあこんなものでしょうか。

　それに、このポールの２枚って、ほんと「ウィングス」名義時代の全盛のころだから、あまりごちゃごちゃ触らないほうが当時のすごさが感じられていいのかもしんない。デラックス版で出るというだけでもわくわくですからね。そんなワクワク感を消さないためにも、あえて、これくらいで書くの抑えているのかも。

　第２特集のオールマンも輸入盤で買っていただけに特集記事いろいろ書いてあって何だか解説書付の日本盤で買ったかのようなお得な気分です。ついに言及したかというのが、ジャケット写真。やるよね。大した話じゃないけどこうしてみると非常に面白い。ここまでやるのはレココレくらいじゃない。

ただ、ストーンズの掘り出しライブ、ジョージのボックス、ディランのボックス、ゼップのボックスともう、年末に向けてというかボーナス時期に向けて悲鳴を上げそうな読者多数いると思うのに、なんと来月号の特集は、アイドル特集、第２弾。今するんですか？ちょっとＫＹじゃない？という気がしないでもないです。どうか御考え直しをね！なんて思ったりもします.