お寺ごはん の感想
参照データ
タイトル | お寺ごはん |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 青江 覚峰 |
販売元 | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
JANコード | 9784799312483 |
カテゴリ | ジャンル別 » 暮らし・健康・子育て » クッキング・レシピ » 和食 |
購入者の感想
何度かお寺で精進料理を食べたことがある。
ていねいに時間をかけて作られたことがわかる、じんわりしたおいしさ。
ひとつひとつきれいに盛られて、懐石料理のような雰囲気。
作ってみたいなあと、本屋でレシピ本を立ち読みしたことがあるが、
懐石料理を解説したようで、なかなか気軽にとはいかないなあと思っていた。
そんな中、先日ふと目にしたこの「お寺ごはん」。
タイトルから、近ごろ立て続けに出版されている会社の食堂のレシピ本に近いような、
そのお寺の(あるとすれば)食堂のメニュー公開という感じをうけた。
読んでみると、コンパクトな外観とは裏腹に、出汁のとり方からデザートまで、
幅広く実においしそうなレシピが載っている。
素材も日常的なものばかりで、作り方も非常にシンプル。
しかも牛乳などの乳製品が使ってあり、これには驚いたのだが、最初の方の注意書きに、
精進料理は「乳製品を使っていた時代、地域もあったことから、この本では使用可能に」と書いてあった。
なまぐさな一般人である私にとって、これは高ポイント。
これなら精進料理を作るぞ!と気負うことなく「おいしそうなレシピだから」という、
気軽なスタンスで、精進料理を食卓の一品に加えやすい。
そして個人的に気に入ったのが、ところどころに書かれた筆者の言葉。
野菜を余すところなく使う方法や、良い扱い方のアドバイスの他にも、
筆者の料理への向き合い方や、仏教的な思想などが書かれていて、
料理を通して仏教のエッセンスを知ることができる。
ていねいに。でも精進料理だからといって、こだわりすぎない。
そんな感覚がかえって仏教的な、ふんわりとした良いレシピ本だと思う。
ていねいに時間をかけて作られたことがわかる、じんわりしたおいしさ。
ひとつひとつきれいに盛られて、懐石料理のような雰囲気。
作ってみたいなあと、本屋でレシピ本を立ち読みしたことがあるが、
懐石料理を解説したようで、なかなか気軽にとはいかないなあと思っていた。
そんな中、先日ふと目にしたこの「お寺ごはん」。
タイトルから、近ごろ立て続けに出版されている会社の食堂のレシピ本に近いような、
そのお寺の(あるとすれば)食堂のメニュー公開という感じをうけた。
読んでみると、コンパクトな外観とは裏腹に、出汁のとり方からデザートまで、
幅広く実においしそうなレシピが載っている。
素材も日常的なものばかりで、作り方も非常にシンプル。
しかも牛乳などの乳製品が使ってあり、これには驚いたのだが、最初の方の注意書きに、
精進料理は「乳製品を使っていた時代、地域もあったことから、この本では使用可能に」と書いてあった。
なまぐさな一般人である私にとって、これは高ポイント。
これなら精進料理を作るぞ!と気負うことなく「おいしそうなレシピだから」という、
気軽なスタンスで、精進料理を食卓の一品に加えやすい。
そして個人的に気に入ったのが、ところどころに書かれた筆者の言葉。
野菜を余すところなく使う方法や、良い扱い方のアドバイスの他にも、
筆者の料理への向き合い方や、仏教的な思想などが書かれていて、
料理を通して仏教のエッセンスを知ることができる。
ていねいに。でも精進料理だからといって、こだわりすぎない。
そんな感覚がかえって仏教的な、ふんわりとした良いレシピ本だと思う。