湖上の月、流転の花 の感想

今まで（ボーカルもの）はアイドルや流行歌をメインで聴いているような感じです。
（ボーカルなしは）クラシックやジャズをメインにゲーム音楽なども聴きあさるような比較的雑食な人間です。
ただ、古き良き日本の歌や和楽器には興味のかけらもありませんでした。　というかどちらかというと嫌いでした。
機会があって、和楽器編成の　華風月　というユニットの音楽を聴き始めてみたわけですが・・・。

尺八と箏　という誰でも知っているシンプルな和楽器の音色に、なじみ深い洋琴（ピアノ）＋ボーカルという構成のアコースティックユニット。詩吟で鍛えられた喉から紡がれるボーカルが、箏と尺八に時には寄り添い、時には激しく絡みながら世界が作り上げられていく様が素晴らしい。インスト曲では和楽器とピアノのハーモニーを響かせて魅了し、ボーカル曲では詩吟の節調(せっちょう)などを取り入れたのであろう歌い方が心に響く。　今流行のJ-POPやアイドルの歌とは次元の違う歌声が響き渡ります。　と思ったら　ささやき　という語りパートで世界観を作り上げていく。　渾身のアルバムと言っていい素晴らしい出来でした。　

ボーカルの鈴華（すずはな）ゆう子さんは　『2011年12月に日本コロムビア全国吟詠コンクール全国大会優勝』　している実力の持ち主でした。　ボーカルが素晴らしいのも納得！あまりにも気に入ったので、youtubeとニコに動画にアップされている動画をすべてチェックしてきました！　

アルバムが一枚で『一つの作品』となっているというCDに出会えた事が喜びです！

今後ますますの活躍を期待しております！！　
★は5個じゃ足りません　30個くらい付けられませんか？（笑）