聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY ブルーレイBOX (初回限定生産/2枚組) [Blu-ray] の感想

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参照データ

タイトル聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY ブルーレイBOX (初回限定生産/2枚組) [Blu-ray]
発売日2014-12-05
監督さとうけいいち
出演石川界人
販売元ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
JANコード4548967131772
カテゴリ » DVD » ジャンル別 » アニメ

購入者の感想

12宮編を90分という短さに詰め込んだために、原作の名場面のあらゆるところがカットされています。
非常に残念。
前後編に分けてでも時間をかけるべきでした。

CGアニメならではの迫力や重量感はさすがといったところですが、正直それだけといえる作品でもあります。
聖衣のアレンジやキャラクターデザインは仕方のないものだとしても、12宮編をベースにしているのであれば12宮を駆け抜けて欲しかったと思います。
カットや短縮続きで、シャカと戦わない一輝が完全なかませ犬に、瞬は見所なく、カミュとの戦闘もあっけなく、走破は人馬宮まで、紫龍とシュラの戦闘もなし、明らかにデスマスク登場シーンで尺の取りすぎ。
登場シーンよりももっと時間をかけるべきところがあったはず。

最後に巨大モンスターと戦うのが最近はやりなのか?と思ってしまいます。
あれはかなり萎えてしまいました。
最後は星矢らしく、聖闘士どうしきちんと正面からぶつかり合って欲しかった。

内容がかなり原作とかけ離れてしまっているので、もはや続編は期待できません。
こういった時間のかかる作品こそ、前後編に分けて星矢ファンを納得させる作品を作り上げて欲しかったです。

聖闘士星矢という作品は、2000年以降も続編やスピンオフが再三再四映像化されています。しかし残念ながら、どれも「ヒットした」「成功した」とは言い難いのが現実ではないでしょうか。
そんな中、劇場版それもフル3DCGというお金も時間もかかる手法で十二宮編がリメイクされると聞き、一体制作元にはどんな勝算があってそんな無謀な企画をブチ上げたのかと訝しんでいましたが、なんとかヒットさせるための戦略の一つが、ヒロイン・沙織役の声優に人気絶頂のアイドルを起用することだったのでしょう。

9nineの佐竹宇綺さんのようにオーディションで役を勝ち取っているアイドル兼声優も最近はいますが、佐々木彩夏さん本人が突然のオファーに驚いたとコメントしていることから、今回の沙織役はイメージや演技力は関係なく、初めから彼女(あるいは他の人気アイドル)を起用することが既定路線だったと推察します。ももクロファン・佐々木さんのファンのためにフォローしておきますが、本作の彼女の演技は決して酷くはありません。経歴を考えればむしろ健闘しており、十代の素のピュアさがよく出ています。しかしこれは彼女自身の資質や努力というよりも、沙織という人物のキャラを大きく改変し、どこにでもいる平凡な少女に置き換えたことに因る部分が大きいと思います。

原作の沙織はあまり感情を表に出しません。大財閥の令嬢として女神として、いつも毅然と振る舞っている彼女が、生身の人間としての感情を顕わにする数少ないシーンの一つが、この十二宮編のラストです。少女時代に別れを告げ、重責と使命を引き受ける覚悟を決めた沙織のその「痛み」に、共感し胸を打たれたオールドファンは多いことでしょう。これに対応するシーンがこの映画のラストにもありますが、自己実現を果たし晴れやかな笑顔を浮かべる本作の沙織は、「ふつうの少女として生まれてきたかった」と涙を流す原作の沙織とは極端なまでに対照的でした。

原作漫画の大ファンで、この映画も3回観に行きました。

私個人として率直な感想を申し上げると「良かったです!!!!!」の一言に尽きます。
もちろん私自身も初めて観た時は、原作漫画から大幅に変更されたストーリー・キャラ設定にツッコミどころは多々あると感じましたが、
原作とは全く別の話として観たら、普通に一つの映画として楽しめました。よって、あえて評価を☆5つにさせて頂きました。

まず、緻密に作り込まれたCGの映像美が素晴らしかったです。キャラクターの表情も無機質にならず、表情豊かになっていたところも評価したいです。

そして物語の展開や台詞回しも、本作品の監督・さとうけいいち氏の過去作品『TIGER&BUNNY』を髣髴とさせるテイストも入ってはいるものの、
要所要所できちんと『星矢』らしいテイストも盛り込まれていて、どんな苦境に立たされても
「絶対にあきらめない」星矢たちの信念もしっかり描かれていてとても燃えました。
また本作のヒロイン・城戸沙織を演じた佐々木彩夏さんの演技も素晴らしかったです。
悪意と野心に取り込まれて、人としての感情を見失っていく双子座のサガの姿を見た沙織さんの
「この力は、破壊や人を殺すためにある訳じゃない…!!」というセリフの演技が特に素晴らしく、とても印象に残りました。

そして黄金聖闘士たちのキャラクターや登場シーンですが、他の方のレビュー同様、原作からの変更点やツッコミどころも多いと感じました。
しかしこちらも原作とは全く別物のキャラクターとして観たら、それぞれのキャラや設定に魅力を感じました。
(全体的に、サガ、デスマスク、アイオリア、シュラの出番・戦闘シーンが特に多いように感じました)
また、本作で性別設定が女性へと変更された蠍座のミロも、凛々しく強く美しい女性キャラクターとして描かれていて出番と戦闘シーンも多く、
浅野真澄さんの迫力ある演技もあって原作とはまた違う魅力を持ったキャラになっていました。
ただ他の方のレビュー同様、尺の都合で一部出番が端折られたキャラクターもいました。

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