ファウスト(全) の感想
参照データ
タイトル | ファウスト(全) |
発売日 | 2013-05-29 |
製作者 | ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ |
販売元 | 古典教養文庫 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 評論・文学研究 » 日本文学研究 |
購入者の感想
大変、楽しめました。
ただし、公正を期するためにちゃんと書いておかなければならない事が有ります。
それは、この本だけ持っていても意味が無いと言う事です。
何故なら、註釈がないためです。ストーリだけ流し読みしても只の、お伽噺でしか無く、あまり楽しめないでしょう。
唯でさえ古い訳で一応口語訳とされているけど、ところどころ文語体の詩があったり、ラテン語の訳が漢文(何故?)だったり、
固有名詞が、おそらくドイツ語読みに近いように訳したのだろうが、分かり難かったり、例えばグレシアってなんだ?と思ったらギリシャだったりロラア=ローラー、チェウス=ゼウス、アヒルレウス=アキレス、挙げれば切りがない、学の無い奴は読むなとでも言うのか、と言いたいくらい不親切。この本だけ読んで理解するのは無理と言うもの。
では、何が面白かったか、私の場合新潮文庫版のファウストを持っていたので読み比べ、註釈をメモし、ギリシャ神話や妖精について調べたり、そんな作業が楽しかったと言うことです。そのために十冊くらい引っ張り出してほとんど一月かけてやっと読めるようにできたかも。さらに今日は岩波版も買って(およそ2000円)読み比べたりして…。
本棚を整理したくてキンドルを買ったのに逆に本が増えてしまった。一体何の罠にかかってしまったのか…
メフィストか?お前の仕業か!!
どうやら、まだまだ楽しめそうで嬉しいやら恐ろしいやら。
(佐藤 亜紀さんの[鏡の影]もあわせて読まれると面白いかと存じます)
ただし、公正を期するためにちゃんと書いておかなければならない事が有ります。
それは、この本だけ持っていても意味が無いと言う事です。
何故なら、註釈がないためです。ストーリだけ流し読みしても只の、お伽噺でしか無く、あまり楽しめないでしょう。
唯でさえ古い訳で一応口語訳とされているけど、ところどころ文語体の詩があったり、ラテン語の訳が漢文(何故?)だったり、
固有名詞が、おそらくドイツ語読みに近いように訳したのだろうが、分かり難かったり、例えばグレシアってなんだ?と思ったらギリシャだったりロラア=ローラー、チェウス=ゼウス、アヒルレウス=アキレス、挙げれば切りがない、学の無い奴は読むなとでも言うのか、と言いたいくらい不親切。この本だけ読んで理解するのは無理と言うもの。
では、何が面白かったか、私の場合新潮文庫版のファウストを持っていたので読み比べ、註釈をメモし、ギリシャ神話や妖精について調べたり、そんな作業が楽しかったと言うことです。そのために十冊くらい引っ張り出してほとんど一月かけてやっと読めるようにできたかも。さらに今日は岩波版も買って(およそ2000円)読み比べたりして…。
本棚を整理したくてキンドルを買ったのに逆に本が増えてしまった。一体何の罠にかかってしまったのか…
メフィストか?お前の仕業か!!
どうやら、まだまだ楽しめそうで嬉しいやら恐ろしいやら。
(佐藤 亜紀さんの[鏡の影]もあわせて読まれると面白いかと存じます)