新撰組比翼録 勿忘草 第七巻 藤堂平助 声:下野 紘 の感想

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勿忘草シリーズまさかの３作目、だけど、下野さんの平助にまた逢えるのが嬉しくて発売を心待ちにしていました。
そして、期待を裏切らない出来栄えでした。
相変わらずこのカップルはラブラブで、もう本っ当〜に幸せな気分に浸れました。
途中、少しサスペンス的な雲行きになってきて、前作のラストがあんな感じだったし、今作はまさかのバッドエンドだったらどうしようと少し不安になりましたが、そこは聴いてみてのお楽しみ。
全編を通して甘々なので、そこはまぁスパイスになったかも。そして、お互いを想う気持ちの再確認につながったし。

ただ、今回もツッコミどころはあります。
試衛館が京にあったような台詞はさすがにおかしいし、京には「出てくる」じゃなくて「上る」だし。
それに毎回このシリーズで思うことなのですが、戦闘で刀を交える音の軽さが気になる日本刀はあんな薄っぺらい音はしないのではないかなぁ。
ま、そういった細かいことは忘れちゃうくらい、幸せでとろけそうになっちゃうのですが。

このシリーズの藤堂平助は全て聴いていてどれも気に入っていますが、これが一番になったかもってくらい好きです。

比翼録では、どの隊士も幸せなハッピーエンドを迎えていますが、今回の平助の物語もとても幸せな気持ちになりました。普段の明るい性格の彼も好きですが、個人的には、土佐藩士から彼女を守るために戦う男らしい平助が好きです。黙秘録と血魂録の平助のストーリーは切なさが強く残りましたが、今回は二人の日常のやりとりや平助の告白シーンなどが丁寧に描かれていたと思います。最後のトラックは思わず吹いてしまうほど面白く、そしてめちゃめちゃ幸せでした。この二人らしい幸せなハッピーエンドだと思いました。
興味がある方はぜひ一度聴いてみてください、オススメします^o^