あの頃映画 「紀ノ川」 [DVD] の感想
参照データ
タイトル | あの頃映画 「紀ノ川」 [DVD] |
発売日 | 2006-04-27 |
監督 | 中村登 |
出演 | 岩下志麻 |
販売元 | 松竹 |
JANコード | 4988105049079 |
カテゴリ | DVD » ジャンル別 » 日本映画 » ドラマ |
購入者の感想
有吉佐和子の代表作の映画化。上映時間も長いのですが、実際に大作です。1966年といえば、日本映画も斜陽化していた時期。この映画にかけられた期待は相当なものだったのでしょう。
冒頭のヒロイン・花(司葉子)の紀ノ川を船で下っての嫁入りがまず圧巻の映像美。明治〜昭和にかけての地方の名門旧家の家のありようがよくわかります。
田村高廣、丹波哲郎の男優陣も映画の雰囲気にあった演技を見せています。
「家」に一生を捧げ、一体化することが生き方であり自我そのものであったヒロイン・花。そして、旧家に生まれながらも「個」の確立を志向して生きていた娘の文緒(岩下志麻)。対照的でありつつ、一つの家の伝統を受け継ぐ、紀ノ川のような流れと強さを感じました。
冒頭のヒロイン・花(司葉子)の紀ノ川を船で下っての嫁入りがまず圧巻の映像美。明治〜昭和にかけての地方の名門旧家の家のありようがよくわかります。
田村高廣、丹波哲郎の男優陣も映画の雰囲気にあった演技を見せています。
「家」に一生を捧げ、一体化することが生き方であり自我そのものであったヒロイン・花。そして、旧家に生まれながらも「個」の確立を志向して生きていた娘の文緒(岩下志麻)。対照的でありつつ、一つの家の伝統を受け継ぐ、紀ノ川のような流れと強さを感じました。