2015 世界大恐慌の足音が聴こえる (一般書) の感想

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参照データ

タイトル2015 世界大恐慌の足音が聴こえる (一般書)
発売日販売日未定
製作者大竹愼一
販売元徳間書店
JANコード9784198638474
カテゴリビジネス・経済 » 経済学・経済事情 » 各国経済事情 » 世界

購入者の感想

長期にわたりニューヨーク・ウォール街で高業績を積み上げてきたファンドマネージャー・大竹愼一、待望の著作である。
 国内におけるアベノミクス批判とはまったく角度のちがう、異質の論理が展開されており、なぜこの先アベノミクスが空中分解し、日本経済が焼野原にならざるをえないかが明確に示されている。
 本書は生半可な国債暴落論を説く藤巻健史氏らとの凡作とは一線を画すものだ。
大竹節は相変わらず健在である。その背骨として貫かれているのは、戦前の金本位制の読み違えからはじまり、欧米に追随し、欧米に裏切られる無能な選択を繰り返してきた日本の官僚、政治リーダーに対する強烈な不信感である。
そして大竹氏が本書でもっとも強調しているのは、2008年のリーマン・ショックは10年に1度の並みの恐慌であり、「70年に1度の大恐慌」がいよいよ訪れる時期に差し掛かっているということ。内容については本書に譲るとして、それでも生き残る術があることが大竹氏一流の表現で提示されている。
 巻末には「袋とじ」で注目銘柄の動きを予測しているが、滅多にこのようなパフォーマンスを行わない著者だけによほど自信があるのだろう。

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