十二単~Singles 4~ の感想

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参照データ

タイトル十二単~Singles 4~
発売日2013-11-20
アーティスト中島みゆき
販売元ヤマハミュージックコミュニケーションズ
JANコード4542519007942
Disc 1 :恩知らず
時代 -ライヴ2010~11-
荒野より (remix)
バクです
愛だけを残せ (remix)
闘りゃんせ
一期一会
昔から雨が降ってくる
帰れない者たちへ
命のリレー <’04夜会ヴァージョン>
銀の龍の背に乗って
恋文
カテゴリ » ミュージック » ジャンル別 » J-POP

購入者の感想

最初にこれまでと違うものを感じたのは今から10年ほど前「銀の龍の背に乗って」を聴いたときだ。
それは二番の歌い出しからサビまで、か細く息を吸うのも苦しそうな歌い方だった。
ライヴでは見かけた歌い方だが、ついにスタジオ録音にも取り入れたのかとそのとき感じたものである。
それまでは90年代のアルバム「LOVE OR NOTHING」や「私の子供になりなさい」の中の激しい歌でさえ、激しくも音楽の音としてキレイにとらえた歌い方だったように思う。
しかし、2000年以降、アルバムの曲、夜会曲を含め、激しさとは別の”荒々しさ”を取り入れた曲がとても多くなっていく。
一見、音楽としてどうなのだろうと受け止められることも覚悟しないといけない方法かもしれないが、音楽の音としてではなく、”言葉として届ける”ことを追求していった結果、この方法にたどり着いたのではないかと個人的に感じている。

プロデューサー兼編曲者の瀬尾一三はラジオ(坂崎幸之助と吉田拓郎のオールナイトニッポンゴールド2010年10月18日放送)で、演奏隊と同時録音であること。パターンとして何テイクか録るけれど、細かな歌い直しは一切しない。アイソレートはするが音が団子になる部分が残っていても気にしない。と話していた。
二人の徹底したライヴ感の追及が今の形になっているのだと思う。

もう1つ、2000年代の魅力は、やっぱり歌詞。

2007年「一期一会」、2009年「愛だけを残せ」、
2011年「荒野より」「バクです」、2012年「恩知らず」
それぞれの共通点は、別れに際して自分のことよりも他人を思いやる気持ち。これに尽きる。
この歌詞にまだ出会ってない方にはぜひ読んでもらいたい歌詞だ。
大人でもこういう気持ちにはなれないかもしれない。
しかしわかる人には瞬時に泣けるほど理解する内容なのだ。
徹底したリアリティを味わうためには、聴く側も経験者でなければならない。
いつの日か、曲の主人公のようになれるよう人間を磨きたいものである。

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