『「時代を創った名曲たち 2」~瀬尾一三作品集 SUPER digest~』 の感想
参照データ
タイトル | 『「時代を創った名曲たち 2」~瀬尾一三作品集 SUPER digest~』 |
発売日 | 2019-01-30 |
アーティスト | V.A. |
販売元 | ヤマハミュージックコミュニケーションズ |
JANコード | 4542519013295 |
Disc 1 : | ひとつぶの涙 グッド・タイム・ミュージック 中央フリーウェイ 気分を出してもう一度 海風 魔法使いの恋人が逃げた マスカレード 追想の主題 聖・少女 NATURALLY 6月の雨 春でも夏でもない季節 RONIN 乾杯 -NEW RECORDING VERSION- 最後の言い訳 雪・月・花 ヘッドライト・テールライト |
カテゴリ | » ミュージック » ジャンル別 » J-POP |
購入者の感想
瀬尾一三さんの編曲作品集2作目(^_^)
前作が大ヒットした代表作中心に集めたアルバムとすれば、
本作はややマニアックだけど味わい深い名曲を選曲したと思われます。
作詞・作曲を手掛けたのどかな「ひとつぶの涙」、
美しいコーラスと終盤にかけての盛り上がりが見事な「グッドタイム・ミュージック」、
間奏のサックス・ソロなど洗練された演奏が楽しめる「中央フリーウェイ」「海風」、
若干けだるいイントロが耳に馴染む「NATURALLY」「春でも夏でもない季節」
アンビエント風のシンセサイザーとピアノが歌詞の繊細さを表現する「最後の言い訳」
淡泊とも取れる打ち込みのドラムと温かみのあるストリングスが不思議に調和する「ヘッドライト・テールライト」
瀬尾一三氏のアレンジの個性はしっとりとした素朴さにあると思います。
歌詞の世界観に忠実で、アーティストの歌声が埋もれないような
自然で控えめなサウンドを構築できる点が同時期に活躍した例えば萩田光雄氏の優雅な、船山基紀氏の派手な
大村雅朗氏の先鋭的な音作りとは異なる魅力だと言えます。
ご自身の「自分はメインストリームではなくアンダーグラウンドのつもりでやってきた」という発言の通り、
アイドルという固定された観念の下で楽曲自体の新しさ・華やかさが要求される歌謡曲界ではなく、
シンガーソングライターの作品をいかに個性を損なうことなく楽曲として完成させられるかどうかが要求される
フォーク・ニューミュージック界をキャリアの出発点としていることが彼の特色を形成したのでしょう。
前作が大ヒットした代表作中心に集めたアルバムとすれば、
本作はややマニアックだけど味わい深い名曲を選曲したと思われます。
作詞・作曲を手掛けたのどかな「ひとつぶの涙」、
美しいコーラスと終盤にかけての盛り上がりが見事な「グッドタイム・ミュージック」、
間奏のサックス・ソロなど洗練された演奏が楽しめる「中央フリーウェイ」「海風」、
若干けだるいイントロが耳に馴染む「NATURALLY」「春でも夏でもない季節」
アンビエント風のシンセサイザーとピアノが歌詞の繊細さを表現する「最後の言い訳」
淡泊とも取れる打ち込みのドラムと温かみのあるストリングスが不思議に調和する「ヘッドライト・テールライト」
瀬尾一三氏のアレンジの個性はしっとりとした素朴さにあると思います。
歌詞の世界観に忠実で、アーティストの歌声が埋もれないような
自然で控えめなサウンドを構築できる点が同時期に活躍した例えば萩田光雄氏の優雅な、船山基紀氏の派手な
大村雅朗氏の先鋭的な音作りとは異なる魅力だと言えます。
ご自身の「自分はメインストリームではなくアンダーグラウンドのつもりでやってきた」という発言の通り、
アイドルという固定された観念の下で楽曲自体の新しさ・華やかさが要求される歌謡曲界ではなく、
シンガーソングライターの作品をいかに個性を損なうことなく楽曲として完成させられるかどうかが要求される
フォーク・ニューミュージック界をキャリアの出発点としていることが彼の特色を形成したのでしょう。