2020年に大差がつく長期投資 の感想

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タイトル2020年に大差がつく長期投資
発売日販売日未定
製作者澤上篤人
販売元産経新聞出版
JANコード9784819112512
カテゴリ » ジャンル別 » ビジネス・経済 » 金融・ファイナンス

購入者の感想

 私は,著者の数年来のファンで,書籍もほとんど読んでいる。今回も,これまでの日本経済,世界経済のしくみが,とてもわかりやすく書かれており,大変勉強になった。私が参考になった点は,次の通りである。
・日銀が新発国債を直接買い取ろうとする「国債引き受け」は法律で禁じられている。一方,市場から買うのは日銀の判断次第である。
・国債を日銀は市場を通して買い漁るが,どこから資金をひねり出すかというと,日銀券つまり円紙幣を刷りまくるわけだ。
・どう考えても国の借金財政には赤信号が点滅しだしているとしか思えない。ちなみに,日銀が国債購入をストップすれば,たちまち国の借金財政は行き詰まる。なにしろ,国債を発行しようにも,日銀に代わる買い手がいないのだから。
・毎年の国債増発をなんとも思わなくなった結果,国の借金はどうにもならない水準にまで膨れ上がってしまった。財務省によれば,2014年6月末で国の借金は1,039兆円を越えた。2015年3月の2014年度末には,1143兆円に達すると推計されている。
・経済成長率が鈍れば,直接税による税収も減る。それを補うには,間接税で国民に広く薄く税を負担してもらうしかない。ちなみに,先進国の消費税や付加価値税の平均は17%台であるのに,日本はようやく8%に引き上げたばかり。
・日銀だったら円紙幣を刷れば,いくらでも国債を購入し続けられるだろうと考えるのは危険。日銀の紙幣増刷には,インフレという招かざる客が待ち構えている。インフレとなれば長期金利は急上昇し,やはり国債の暴落は避けられない。
・いまとなっては,ただ悔やむだけだが,80年代のはじめ頃「金融ビッグバンをやって,日本の金融ビジネスを広く門戸開放させよう」という話がチラチラ出ていた。結果的には,大蔵省や金融業界の猛反対で金融ビッグバン構想はお蔵入りとなってしまった(実現したのは,1998年末のことである)。
・株価は景気動向や企業収益に対し,半年から1年ほど先行する習性がある。

読んで直ちに、個人向け国債を解約に走りました。
なんと、信じられないことに元本割れ!
銀行は、元本割れしているのでそのまま持っていて
定期の解約を薦めてきました。
これ以上被害が大きくならないうちにと思い
授業料と思い解約。
それをさわかみファンドへ。元本割れはすぐに取り戻せました。

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