ユダヤ人とドイツ (講談社現代新書) の感想
参照データ
タイトル | ユダヤ人とドイツ (講談社現代新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 大澤 武男 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784061490802 |
カテゴリ | 歴史・地理 » 世界史 » ヨーロッパ史 » ヨーロッパ史一般 |
購入者の感想
『ユダヤ人とドイツ』-誰もが暗い歴史を思い浮かべるタイトルである。だが、多くの人々は、このユダヤ人とドイツという両者に対して、充分な知識を持たず「ホロコースト」や「ゲットー」といった単語と曖昧な解釈だけで、片付けてしまいがちではないだろうか。ドイツにおけるユダヤ人迫害がナチスに始まったことではないことを、どれだけの人間が認知しているのだろうか。
悲しみと憎悪、そして恐怖に満ちた過去を、我々はまっすぐ、正しく受け止めなければならない。
本書はユダヤ人がいかにして迫害を受けるにいたったのかをユダヤ人のルーツから順々に追っていく。著者は、我々の想像を超えた悲惨な状況を、言葉で見事に描いている。人間の悲しい性(さが)を垣間見た気分である。
悲しみと憎悪、そして恐怖に満ちた過去を、我々はまっすぐ、正しく受け止めなければならない。
本書はユダヤ人がいかにして迫害を受けるにいたったのかをユダヤ人のルーツから順々に追っていく。著者は、我々の想像を超えた悲惨な状況を、言葉で見事に描いている。人間の悲しい性(さが)を垣間見た気分である。