デジタル作画法 アニメで見た空と雲のある風景の描き方 の感想

アマゾンで購入する

参照データ

タイトルデジタル作画法 アニメで見た空と雲のある風景の描き方
発売日販売日未定
製作者Bamboo
販売元ナツメ社
JANコード9784816353765
カテゴリ »  » ジャンル別 » コンピュータ・IT

購入者の感想

アニメによくある見た目の背景の光源の具体的な「考え方」が載っています。
基本的に絵は描ける、シルエットなり形なりボリュームは描ける、光源の考え方は一応わかっていてもよくあるアニメの背景っぽい塗りの独特な見せ方やスケール感の考え方をいまいち実感できていない、考え方を想像はできても悩まず作業に直結させるとこまで行ってない、業界人じゃないので知らん、という人に最も向いていると、素人ながら思います。
質感の説明もありますがそれらは結局のところ[光源(太陽とか),反射,あと空気や透過や散乱かな?]と色や形の印象のことなので2Dと3D両方やっている人(シェーダプログラミングもする人)には理解しやすいです。

そのものずばり、こういう構図だとこういう角度で光が「来ているように(誇張や多少嘘があってもいい)」描くと「背景としてきれいに見える」というものです。
絵の勉強がしたいのではなくアニメの背景っぽい背景描きたいとか背景オブジェクトのテクスチャ描きたい(シェーディングにも活かしたい)とかの目的がある人にはかなり良い本だと思います。
中身に無駄がなく素晴らしい本で、描くの好き塗るの好きな人には見るだけで嬉しくなってくるきれいな本でもあります。
しかも安い、先人に感謝し素晴らしいものを描いて世に出していきたいです。

今まで趣味で油絵やCGを描いてきましたが、空気遠近法が色々なサイトや本を読んでもイマイチ分からなく悪戦苦闘してきました。この本はアウトラインから下絵、完成した絵までどこで詳細に描いたり省略するコツを詳しく説明しているのでかなり参考になりました。特に遠近感を出すためにどの部分にグラデーションをかけるのかものってました。今まで読んできた本は線画のパースが載っていましたがこれはカラーなのでステップアップした内容でした。

絵のレベルはあくまでも描き手次第ですが、使用されているPainterやPhotoshopでなくてもブラシやぼかし機能がついてるソフトだと再現できると思います。しかし、初心者よりかカスタムブラシやレイヤーの使い方などを知っている中級から上級者レベルの本だと思います。

質感を出すためにCG特有の写真などの素材からテクスチャを載せる方法は載っていないのでキャラクターの描き方Let’s Make ★ Character CGイラストテクニック vol.3やテクスチャイリュージョン 画龍点睛 (CG WORLD SPECIAL BOOK)を昔は参考にしました。この本の一歩前のレベルでしたら線画の遠近法が書かれている

非常によくまとまっていると思います。一枚の絵につきメイキングが2縲鰀3ページと、
いわゆる1つ1つ手順を追っていくようなタイプの本ではありません。しかし、よくある作者が
どう考えて作業を進めているかだけ教えて、具体的なテクニックについての解説がないという本ではないです。
フルカラーで豊富なシチュエーションを網羅していて、かつ作風・手順が基本的に統一されている為
一冊通して見れば、分からない点があっても何処かしらに説明があって説明不足という感じはしない本です。
実は第一印象は余り良くなかったのですが(技法書と銘打った画集と感じた)通してしっかりと読んでみると
中々無駄なく、ぎっちりと情報の詰まった構成だと思いました。
不満をあげるとすれば本のサイズが小さいことと、出来ればCDか何かで高解像度の画像をつけて欲しかったところでしょうか。
とはいえこのあたりはコスト面の問題もあるので難しい所ではあると思います。
そこそこ描ける人でかつ絵の方向性が目指すものであれば、間違いなく役に立つ本だと思います。

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

デジタル作画法 アニメで見た空と雲のある風景の描き方

アマゾンで購入する
ナツメ社から発売されたBambooのデジタル作画法 アニメで見た空と雲のある風景の描き方(JAN:9784816353765)の感想と評価
2017 - copyright© みんこみゅ - アマゾン商品の感想と評価 all rights reserved.