基本の帯結びと変わり結び (特選実用ブックス) の感想

この本は着物の帯結びのハウツーだけを集中して解説している本です。着物本体の着付けは全く掲載していないので注意。なので初心者向けではないですが、着物のバリエーションを増やしたい人には重宝する本だと思います。

紹介されている帯結びは
半幅帯（浴衣向け８通り、パーティ向け９通り）
名古屋帯（３通り、但しこのうち２通りが一重太鼓の結び方<普段向け、喪服向け>）
袋帯（振り袖向け１１通り、留め袖/訪問着など向け８通り）
他に帯結びのポイント、小道具の選び方などが説明されています。

写真は大きめのカラー写真で行程は分かりやすいです。が、一部の結びには後半の行程を省略している物が…。
半幅帯を２本使った結び方や、袋帯で作る角だしなどが紹介されているのは珍しく目が止まりました。

お太鼓結びは何とか…の初心者でも結べました。
綺麗な形にするには練習する必要がありますが、写真がわかりやすくて楽しく読めました。
六通帯の模様終わりの線を腰のどの位置にすればいいかの写真は、とても勉強になりました。
自分で簡単に結べる変わり結びの本を探していたので、とても重宝しています。
アンティ-ク帯を半幅帯に作り直して、半幅帯の変わり結びを楽しみたいと思います。

基本的な帯結びが纏められている本です。
二重太鼓はもちろん、半幅帯の結び方も数多く載っているのがいいと思います。
自分のやり易い結び方+こんなのもあるんだと、参考に使っています。