1/72 ウォーバードコレクション WB-4 Mig-29ファルクラム の感想

かつて東側戦闘機のイメージを一新したその姿を良く再現しています。

バリ、パーティングラインやパーツの合わせ目、突出しピン跡を
丁寧に処理してやればフランカーに劣らないカッコよさを楽しめます。
手を入れるとすればやや浅めでだるい凹モールドを彫りなおしたり、
いかにも強度不足なピトー管Ａ４１を真鍮線＋真鍮パイプに置き換えるといったところです。
なお機首に錘１０ｇを仕込む必要があるので適当なものを別途調達する必要ありです。

箱絵に使われている完成品の写真と説明書の指示では
細部の塗装やデカールを貼る位置が異なっているので注意が必要です。
特にデカールの番号２番は説明書の指示どおりだと数が足りなくなります。
またＣ５１の塗装は説明書どおりのシルバー一色ではなく、
箱絵のようにレンズ面を残しつつシルバーを下地にグレーが妥当でしょう。
他にも垂直尾翼上端や左水平尾翼、Ｂ１６が異なっており、
塗装するときは説明書ではなく箱絵写真を参考にした方が良いと思います。

低価格で作りやすいのでファルクラムが好きな方だけでなく、
現用戦闘機のプラモは初めてという方にもオススメです。