タミヤニュース別冊 軍艦雑記帳 (下巻) 64150 の感想

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参照データ

タイトルタミヤニュース別冊 軍艦雑記帳 (下巻) 64150
発売日販売日未定
販売元タミヤ
JANコード4950344641505
カテゴリホビー » カテゴリー別 » プラモデル・模型 » 船・潜水艦

購入者の感想

著者の森恒英さんは、後にこの連載をベースにして、グランプリ出版から「軍艦メカニズム図鑑 日本の巡洋艦」「同 日本の駆逐艦」を出版された方です。
両方持って読み比べると、「軍艦雑記帳」の内容をより詳しくふくらませたものが「軍艦メカニズム図鑑」だということが分かります。
こと、巡洋艦と駆逐艦に関して言えば、「軍艦メカニズム図鑑」を買うならこの「軍艦雑記帳」は買う必要ありません。
しかし戦艦と航空母艦については森さんが執筆することができなかったため、「軍艦メカニズム図鑑」は泉さん・長谷川さんが執筆することとなって内容や切り口が変わってしまっているので、森さんの視点から戦艦や航空母艦を説明したものはこの「軍艦雑記帳」のみとなります。

この軍艦雑記帳は、もともとタミヤが毎月発行している「タミヤニュース」というユーザー向け小冊子の中の1コーナーだったそうで。
1983年10月号Vol.143から、Vol.233までに掲載された6年間全72回を2分割して、36回ずつ上下巻にまとめ直した(一部に図説を追記)ものだそうです。
なので、個々の軍艦の考察については1983〜8年時点で主流だったものが採られていて、10年ほど後から学研の歴史群像・太平洋戦史シリーズでくつがえされたことについて古いままになっていたりはします(秋月型の言及とか)。
大和については、艦尾ジブクレーン考察は最新のものですが、艦尾形状がハインマット対応で平面だったか否かでは「ハインマットは結局使われなかったが、形状は平面だった」説となっています。

森さんの執筆意図としては「軍艦メカニズム図鑑」と共通で、単なる軍艦モデル愛好家からは敷居が高かった、実艦の正確な図面と考証に基づくスケールモデル製作のための手助け・橋渡し、というところにありまして。「せっかく苦心して時間をかけ手を入れて模型を製作するからには、正確な考証、実物のメカニズムを正しく理解した結果としての正しい模型を作りましょう」ということになります。
森さんも、もともと造船畑などではない模型側の人なので、大変分かりやすくポイントをおさえた内容となっています。

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