ゴー宣スペシャル いわゆるA級戦犯 の感想

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参照データ

タイトルゴー宣スペシャル いわゆるA級戦犯
発売日2013-08-07
製作者小林よしのり
販売元幻冬舎
JANコード登録されていません
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門

購入者の感想

これは・・・、昭和初期の日本史をちゃんと勉強した人にとっては当たり前のことかもしれませんが、とてもわかりやすく「いわゆるA級戦犯」と呼ばれた人たちのことを紹介し、当時の国際法で戦争犯罪人として裁かれるべき日本の政治家や軍人は誰一人いない!ということを書いています。
多くの人が入門書として薦めていますが、ぜひ読んでもらいたい一冊だと思います。
参考文献もたくさん紹介され、より正確な事実を調べてみたい方はそれらを参照するのが良いと思います。

主張の要点や主要トピックと感想を書いてみました。

1.東京裁判はマッカーサーが定めたチャーター、いわゆる事後法で戦争犯罪を勝手に規定したものに基づいて開催された。
事後法で裁くことなどできない。つまり、戦勝国によるリンチのようなものである。

2.人道的・道義的な問題はあるにせよ、戦争そのものは犯罪とされていない。それを犯罪とする法が存在しないから。ただし、WW’Tの反省から、「戦時国際法」で「交戦法規」が定められた。そこでは、戦闘に無関係な民間人の殺戮、不必要な苦痛を与える残虐兵器の使用、軍事目標以外の攻撃などを禁じている。これに基づけば、戦勝国のアメリカによる原爆投下はあきらかに「交戦法規」に違反していることが明確だといえるが、実際に裁かれたのは敗戦国のみ。
当時、戦犯とされた日本人たちが裁かれる法的根拠はない。

3.ヒトラーのような独裁者のイメージを持っている人も多い(と思う)東条英機内閣は、そもそも天皇の意思を受けて戦争を防ぐために組閣された内閣であり、本人も積極的に総理大臣になろうとする意思も野望もなかった。

4.戦犯とされた政治家の多くも戦争を防ぐための努力や交渉を必死で続けていた。ただ、アメリカからは全面降伏を迫るに等しいハルノートを日本は突きつけられたため、開戦を避けることは非常に困難だった。
(おそらく、誰が内閣を担当していたとしても。。)

5.当時の国際法に従い、事実関係に基づく判決文を提示したのはインドのラダ・ビノード・パールという判事。

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