タロット バイブル 78枚の真の意味 の感想
参照データ
タイトル | タロット バイブル 78枚の真の意味 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | レイチェル・ポラック |
販売元 | 朝日新聞出版 |
JANコード | 9784023311466 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 心理学 » 心理学入門 |
購入者の感想
入門書というと、カードの絵柄の説明とシチュエーションごとの解釈が述べられているものが良いと思ってました。
実際タロットを始めた頃は、カードを展開しながら、本を開けて、恋愛ならこう読むんだな、と言う風に本を使っていて、それはそれで、初心者には分かりやすかったです。
ただ、この本を手にとってしまうと、そのようなシチュエーションごとというやり方では、初心者以上にはなれない、実は扱う人のイマジネーションの翼を折ってしまうものなんだなあ、と感じました。よくあるタロット入門書は、カードごとの意味を羅列していますが、それは結局のところ作者のレンズを通したタロットの意味であって、タロットを使っていくうちに、本に載っている解釈に違和感を持つようになると思います。
タロットをするのに必要なのは、特別な能力でもないし、カードの意味を完璧に暗記するものでもない、と著者は述べています。
この本は、カード解釈の押し付けをしないのです。著者レイチェル・ポラックさんは、カードへの深いまなざし、小さなシンボルも汲み取る事の大切さを、優しく丁寧に教えてくれます。具体的には大アルカナは4ページ、小アルカナは2ページをさいて説明してくれています。また縦横的で、様々なカード同士を比較していて、これがとても良いです。例えば「節制」と「星」ですが、主要人物の足に注目して、節制では片足を水につけているけれど、「星」の方は足が水の上に浮かんでいるよ、それはどういう意味だと思う?と言う風に比較していて、カードについて深く考えるきっかけを与えてくれています。印刷のミスなのか?と思うような小さな事柄にまで注意を向けています。他にも数秘を用いたカードの解釈、いくつかのスプレッドの紹介もあります。現代タロット解釈の礎を築かれたと言う、イーデン・グレイ女史への敬愛を示されている点も、心に染みました。
翻訳も非常に良かったです。英語が分からない人にも語源をくみ取れるよう、努力を感じました。
実際タロットを始めた頃は、カードを展開しながら、本を開けて、恋愛ならこう読むんだな、と言う風に本を使っていて、それはそれで、初心者には分かりやすかったです。
ただ、この本を手にとってしまうと、そのようなシチュエーションごとというやり方では、初心者以上にはなれない、実は扱う人のイマジネーションの翼を折ってしまうものなんだなあ、と感じました。よくあるタロット入門書は、カードごとの意味を羅列していますが、それは結局のところ作者のレンズを通したタロットの意味であって、タロットを使っていくうちに、本に載っている解釈に違和感を持つようになると思います。
タロットをするのに必要なのは、特別な能力でもないし、カードの意味を完璧に暗記するものでもない、と著者は述べています。
この本は、カード解釈の押し付けをしないのです。著者レイチェル・ポラックさんは、カードへの深いまなざし、小さなシンボルも汲み取る事の大切さを、優しく丁寧に教えてくれます。具体的には大アルカナは4ページ、小アルカナは2ページをさいて説明してくれています。また縦横的で、様々なカード同士を比較していて、これがとても良いです。例えば「節制」と「星」ですが、主要人物の足に注目して、節制では片足を水につけているけれど、「星」の方は足が水の上に浮かんでいるよ、それはどういう意味だと思う?と言う風に比較していて、カードについて深く考えるきっかけを与えてくれています。印刷のミスなのか?と思うような小さな事柄にまで注意を向けています。他にも数秘を用いたカードの解釈、いくつかのスプレッドの紹介もあります。現代タロット解釈の礎を築かれたと言う、イーデン・グレイ女史への敬愛を示されている点も、心に染みました。
翻訳も非常に良かったです。英語が分からない人にも語源をくみ取れるよう、努力を感じました。