観想力 空気はなぜ透明か の感想
参照データ
タイトル | 観想力 空気はなぜ透明か |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 三谷 宏治 |
販売元 | 東洋経済新報社 |
JANコード | 9784492555675 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » ビジネス・経済 » オペレーションズ |
購入者の感想
コンサルタントは論理の重要性を説くことが多いが、この本は知識ベースの重要性を強調している点が異質であり、面白い。
学びの源泉として経営に関する本を100冊読もう、常識から離れるためにジャンルを選ばず本を乱読しようといった主張は当たり前のようだが心に響いた。
私は結局のところ何をするにも知識と論理は両方重要で、車の両輪だと思う。
今の社会は知識重視の社会なので、方便の一つとしてコンサルタントは論理の重要性を強調しているが、知識の重要性を忘れないためにもたまにはこういった本を読む意義はあるだろう
仮説に関しても興味深いことが書いてある。
『仮説検証型思考とは仮説を証明することではなく、仮説に対する最も強い反証を立てて、それを検証することである』といった持論である。
人間は自分が正しいと思っていることを補強する情報は探すが、反証となるような証拠は無視する傾向があるので仮説証明という姿勢は危ういと説明しており納得のいくものであった。
全体を通じてこの著者は人と同じ思考をすることが好きではないのだな、という印象を受けた。
読む人によってはあまのじゃくに感じる人もいるかもしれないが、常識に捕らわれないためにもこういった姿勢は学ぶべきだと思う。
文章は少し読みづらく、章のバランスも悪いなど多少の不満はあるが、個性の強さを買って☆5つとした。
学びの源泉として経営に関する本を100冊読もう、常識から離れるためにジャンルを選ばず本を乱読しようといった主張は当たり前のようだが心に響いた。
私は結局のところ何をするにも知識と論理は両方重要で、車の両輪だと思う。
今の社会は知識重視の社会なので、方便の一つとしてコンサルタントは論理の重要性を強調しているが、知識の重要性を忘れないためにもたまにはこういった本を読む意義はあるだろう
仮説に関しても興味深いことが書いてある。
『仮説検証型思考とは仮説を証明することではなく、仮説に対する最も強い反証を立てて、それを検証することである』といった持論である。
人間は自分が正しいと思っていることを補強する情報は探すが、反証となるような証拠は無視する傾向があるので仮説証明という姿勢は危ういと説明しており納得のいくものであった。
全体を通じてこの著者は人と同じ思考をすることが好きではないのだな、という印象を受けた。
読む人によってはあまのじゃくに感じる人もいるかもしれないが、常識に捕らわれないためにもこういった姿勢は学ぶべきだと思う。
文章は少し読みづらく、章のバランスも悪いなど多少の不満はあるが、個性の強さを買って☆5つとした。