THE SINGLES SONY MUSIC YEARS 1993~2002【Blu-spec CD(TM)】 の感想
参照データ
タイトル | THE SINGLES SONY MUSIC YEARS 1993~2002【Blu-spec CD(TM)】 |
発売日 | 2010-03-24 |
アーティスト | 古内東子 |
販売元 | ソニー・ミュージックダイレクト |
JANコード | 4582290353692 |
Disc 1 : | はやくいそいで あいたくなったら Distance (Remix) 逢いたいから キッスの手前 Peach Melba Lighter うそつき 誰より好きなのに 歩き続けよう Strength 星空 いつかきっと かわいくなりたい 大丈夫 |
Disc 2 : | 悲しいうわさ 宝物 銀座 心にしまいましょう 淡い花色 45分 返事 想ってれば想ってるほど 「そばにいて」 sandalwood My brand new day 昨日にさよなら IN MY LIFE この手のひら 恋なんて |
カテゴリ | » ミュージック » ジャンル別 » J-POP |
購入者の感想
全曲リマスターし高品質Blue-spec CDとしてリリースされたソニーミュージック在籍時のベスト。90年代初頭のCDでもリマスターして音質が良くなるものがありますが、多少の入り繰りあれどほぼリリース順に並べただけの本作、買うのをかなり迷いました。いやはや、これほど驚きに満ちたアルバムとは・・・。
Disc1は鮮烈デビューから瞬く間に築いた90年代の黄金期前半が、Disc2は黄金期後半から(踊り場にいたと今でも僕は思う)2000年初頭、そして「10 stories」から第二の黄金期の予兆を感じさせる2曲で締める。今まさに第二黄金期を迎えている彼女を見るに、このアルバムは彼女の年代記(クロニクル)に思える。例外として9「誰より好きなのに」がかなり前倒しされていますが、やはり代表曲だからでしょう。光っています。
音の面でも、驚きは当然2枚ともに。我が家のフツウのオーディオでもはっきりわかるほど、音の粒立ちと分離が良い。音像も大きく感じるし、D1-1「はやくいそいで」での左右クラッシュシンバルの定位が随分違うことなど、リミックスしたのではないかと思う曲もある(時代を感じさせる残響音の曲も一方であるから、思いすごしでしょうけど)。小松秀行(B)佐野康夫(Ds)のリズム隊が、“古内オリジナル”グルーヴの立役者であったこと、改めて感じ入りました。D1-13「いつかきっと」、このスピードの曲で“叩かない”“弾かない”ことにより作る“間”を瞬時に織り込みながら、見事なアンサンブルでシンコペーション感覚を生みだす。これぞ音楽の快感。アルバムしか聞いていなかった自分には、シングルバージョンの曲は新鮮。少し残念なのはD1-15「大丈夫」。上物楽器の音圧が少々気になり、「恋」収録の方が聴きやすいバランス。D2-15「恋なんて」もアルバムの方がリズム隊の音像が大きくて好み。音楽以外では、写真はシングルジャケのみ、ミュージシャン・アレンジャー等のクレジットもなし、この2点が残念です。
ともあれ、”百読は一聞”に如かず、是非体験してみてください。
Disc1は鮮烈デビューから瞬く間に築いた90年代の黄金期前半が、Disc2は黄金期後半から(踊り場にいたと今でも僕は思う)2000年初頭、そして「10 stories」から第二の黄金期の予兆を感じさせる2曲で締める。今まさに第二黄金期を迎えている彼女を見るに、このアルバムは彼女の年代記(クロニクル)に思える。例外として9「誰より好きなのに」がかなり前倒しされていますが、やはり代表曲だからでしょう。光っています。
音の面でも、驚きは当然2枚ともに。我が家のフツウのオーディオでもはっきりわかるほど、音の粒立ちと分離が良い。音像も大きく感じるし、D1-1「はやくいそいで」での左右クラッシュシンバルの定位が随分違うことなど、リミックスしたのではないかと思う曲もある(時代を感じさせる残響音の曲も一方であるから、思いすごしでしょうけど)。小松秀行(B)佐野康夫(Ds)のリズム隊が、“古内オリジナル”グルーヴの立役者であったこと、改めて感じ入りました。D1-13「いつかきっと」、このスピードの曲で“叩かない”“弾かない”ことにより作る“間”を瞬時に織り込みながら、見事なアンサンブルでシンコペーション感覚を生みだす。これぞ音楽の快感。アルバムしか聞いていなかった自分には、シングルバージョンの曲は新鮮。少し残念なのはD1-15「大丈夫」。上物楽器の音圧が少々気になり、「恋」収録の方が聴きやすいバランス。D2-15「恋なんて」もアルバムの方がリズム隊の音像が大きくて好み。音楽以外では、写真はシングルジャケのみ、ミュージシャン・アレンジャー等のクレジットもなし、この2点が残念です。
ともあれ、”百読は一聞”に如かず、是非体験してみてください。