青色発光ダイオード―日亜化学と若い技術者たちが創った の感想

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参照データ

タイトル青色発光ダイオード―日亜化学と若い技術者たちが創った
発売日販売日未定
販売元テーミス
JANコード9784901331081
カテゴリジャンル別 » 科学・テクノロジー » 工学 » 発明・特許

購入者の感想

 本書の「はじめに」で、著者の伊藤寿男氏は、「一方的で誤れる報道の洪水に対して、この記録を「世紀の発明」の真実を語る唯一の書として発行することにした」と述べていますが、本書も、逆の意味で、一方的なものになってように感じられます。
 例えば、田中耕一氏や赤崎勇教授の発言の中に、無理矢理、中村氏への批判を読み取ったりする等、中村氏を必要以上に貶めようというする部分が少なくなく、こうした点が、本書の信頼性を低下させているように思います。
 但し、10人以上の日亜化学の技術者に取材して書かれたという青色LEDから青色LDに至る開発の経緯については、この点に興味がある人にとっては、参考になるのではないかと思います。

当然のことながら中村氏の主張と本書の主張は正反対である。ただどちらが正しいかは現状では分からないため、この点についてコメントするのは控えたほうがよいであろう。この点は裁判で明らかにされるであろうし、またアメリカでの中村氏の活動(活躍?)から判断できるであろう。中村氏が言うように青色発光ダイオードの仕事が自分ひとりだけの功績であるならば次の革新的な技術が間違いなく生み出されるであろう(ただ多くの人が指摘しているように本来仕事は一人ではできないし、自分ひとりの功績を自慢しまくる中村氏にはかなり反感を覚えてしまう)。
 本書の内容に話を戻すと、これまで日亜化学のサイドから書かれた本はなく、その意味では読む価値ありである。ただ中村氏批判に偏っており、読んでいてあまり気分がいいものではないことも事実である。

この本は、著者が誰かわからない。著者はテーミス編集部とはなっているけど・・・
内容は、青色発光ダイオードの開発について、詳細に調査したもの。この発明には中村修二氏の占める割合は低いと書いてある。
本書全般に日亜化学、小川社長への礼賛が感じられ、中立な本という印象を受けない。中村修二氏の著書も読んだが、中村修二氏にも問題はあったと思うが、本書のように相手をこき下ろすような内容は如何なものかと思う。
開発のプロセスの詳細がわかったのは参考になったが、なにか後味悪いものがあった。
もし、この本が日亜側の意向で書かれた本だとしたら、大きな失敗だなとも感じた。
一点、中村修二氏の本にも出ているが、創業者の小川会長は中村修二氏に研究の自由度を与えている点が注目される。一度、小川会長の意見を聞いてみたくなった

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