Land of the Sun の感想
参照データ
タイトル | Land of the Sun |
発売日 | 2004-08-31 |
アーティスト | Charlie Haden |
販売元 | Verve |
JANコード | 0602498208250 |
Disc 1 : | It Was You I Only Dream Of Your Love Lullaby For Patrica You Belong To My Heart Nostalgia Forever Longing When Will I Forget You Yeasterday I Heard The Rain Paola's Song |
カテゴリ | ミュージック » ジャンル別 » ジャズ・フュージョン » ビバップ |
購入者の感想
現代社会のリラクゼーションの一分野になったといっても過言でないヘイデンの演奏です。疲れた夜にはこれで一服。
まずリベレーション・ミュージック・オーケストラの第3作「Dream Keeper」に収録されていた、「Robo de Nube」(キューバのシルビオ・ロドリゲスの曲)を思い出した。私の愛聴する曲である。チャーリー・ヘイデンの中南米音楽への関心は深く、「Liberation Music Orchestra」や「The Ballad Of The Fallen」にも未知の美しい曲がちりばめられていた。
本作は「Nocturne」に次ぐゴンサロ・ルバルカバとのコラボレーション。前作はキューバなどのボレロを取り上げており、詩情豊かな夜のイメージを漂わせていた。本作は一転して、昼のイメージが濃密だ。明るい陽光と土の香がむせかえるような大地。そこに立つ人間の意志と力。そういったイメージが、伸びやかで美しいメロディに乗って運ばれてくる。
収録曲は、ほとんどがメキシコの作曲家、ホセ・サブレ・マロキン(Jose Sabre Marroquin)の作品。寡聞にして知らなかったが、ポピュラー音楽出身ながらクラシックでも取り上げられる、20世紀メキシコを代表する作曲家であるらしい。メンバーは前作同様、ジョー・ロバーノを除いて、ゴンサロ閥のキューバミュージシャン。アレンジはすべてゴンサロで、これがまた出色。ピアノのリリシズムも素晴らしい。
ゴンサロもジスモンチもヤン・ガルバレクも、もすべてヘイデンが教えてくれた。そして、こんどはマロキン。ヘイデンという音楽の世界の水先案内人と出会えたことは、私にとってつくづく幸運だったと思う。
掛け値なしの傑作! ぜひご一聴を。
本作は「Nocturne」に次ぐゴンサロ・ルバルカバとのコラボレーション。前作はキューバなどのボレロを取り上げており、詩情豊かな夜のイメージを漂わせていた。本作は一転して、昼のイメージが濃密だ。明るい陽光と土の香がむせかえるような大地。そこに立つ人間の意志と力。そういったイメージが、伸びやかで美しいメロディに乗って運ばれてくる。
収録曲は、ほとんどがメキシコの作曲家、ホセ・サブレ・マロキン(Jose Sabre Marroquin)の作品。寡聞にして知らなかったが、ポピュラー音楽出身ながらクラシックでも取り上げられる、20世紀メキシコを代表する作曲家であるらしい。メンバーは前作同様、ジョー・ロバーノを除いて、ゴンサロ閥のキューバミュージシャン。アレンジはすべてゴンサロで、これがまた出色。ピアノのリリシズムも素晴らしい。
ゴンサロもジスモンチもヤン・ガルバレクも、もすべてヘイデンが教えてくれた。そして、こんどはマロキン。ヘイデンという音楽の世界の水先案内人と出会えたことは、私にとってつくづく幸運だったと思う。
掛け値なしの傑作! ぜひご一聴を。