謹訳 源氏物語 ニ の感想

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参照データ

タイトル謹訳 源氏物語 ニ
発売日販売日未定
製作者林 望
販売元祥伝社
JANコード9784396613617
カテゴリ古典 » 日本の古典 » 古代・中世文学 » 源氏物語

購入者の感想

 第二巻目は、いろいろと今後の展開に影響ありそうなプロット満載、伏線テンコ盛りの巻。日本古典文学史上最高の醜女(ブス)、あの末摘花が冒頭から登場、ユーモラスに源氏と絡むかと思いきや、藤壺が運命の子を出産。かとおもいきや、マメな源氏は、年老いた女房で浮気性の典侍、朧月夜の君、セフレの中納言と、相変わらずお盛ん。

 で、前巻で略奪してきた紫上が順調に成長し、源氏が思うのままに自分好みに、スケベ心満載で教育しつつある。で、ついに、男女の契りを終えるや、この紫上がもう初心で、初心で、で、この源氏が、これまた、何をしでかすやらで、いやもう、なんともはや・・・・ 

 かと思いきや、正妻葵上が源氏の子を出産するやいなや六条御息所の生霊に呪い殺されてしまう。はたまた、熱愛のあの藤壺が何を思い立ったか、いきなり出家してしまう。さらには宮中は宿敵右大臣の天下、と、源氏にとっては最悪の事態に。

 と、ミステリまがいで、ますます面白くなる、平安トレンディーな源氏物語である。

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