もういちど読む山川倫理 の感想

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参照データ

タイトルもういちど読む山川倫理
発売日販売日未定
販売元山川出版社
JANコード9784634590717
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 倫理学入門

購入者の感想

倫理の本を手に取るような人はある意味で特殊だと思っていた。
自分がこの本を手にとった理由は、姉の離婚の仲裁に立ち会って人としてどうすべきか悩み、その解決のヒントが倫理にあるのではないかといった漠然とした期待からだった。もともと倫理だの哲学だのはまったくカッコウつけた野郎のたわごと程度に認識していたのだ。しかし、序章を読んですべてが一転した。哲学は知識として知るだけでは何の意味も持たない、哲学をすることに意味があり、自分の人生についてどうしたらいいのか考える行為のことで、それは誰でもやってるし、誰もが答えを求めていることだと思う。人としてどうあるべきかを考えて、自分や大切な人がどうしたら幸せになれるのかの糸口が詰まっているし、自分の頭で哲学することが重要ということが学べた。すべては序章に書かれていて、それ以降は歴史上の哲学者などの言葉を解釈する内容になっている。みんなにも読んでもらいたいと思ってコメントしてみた。

学生時代の「倫理」って、大して面白くもない印象がつきまとう科目だったように思いますが、これを読んで、非常に奥深いことだったんだ、ということをこの年齢になって再認識しました。

世界中の思想の流れをざっと概観するのに、非常に有効な一冊です。

ただ、やはりベースが教科書なので「Aという人物の思想はB」と断定的に書かれているので、その思想家のダイナミックな思想の流れが充分に表現できていない部分が多々あり、そのあたりが教科書の限界かな、と感じました。

特にアダム・スミスや、アマルティア・センの記述が気になりました。

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