正論201411月号 の感想

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タイトル正論201411月号
発売日2014-10-01
販売元日本工業新聞社
JANコード4910055991146
カテゴリジャンル別 » 雑誌 » 文芸・総合 » 総合

購入者の感想

朝日新聞への『正論』の追撃の手はゆるみそうにない。今月号は先月をさらに上回る170ページの総力特集である。今月号の
メインは東電福島第一原発の吉田元所長の聴取結果書、いわゆる『吉田調書』についての朝日の誤報と謝罪記事、謝罪会見
を各界識者が徹底検証している。識者諸氏の共通した意見は「あれは謝罪とは言えない」というものである。「事実よりもイデオ
ロギー優先、本末転倒」(櫻井よしこ氏)、「朝日の記者は日本を貶めることを、権力と戦っていると勘違いしている」(門田隆将氏)、
「読者や広告主を見下していなかったか」(川村二郎氏)、「傲岸無恥、自浄能力はないのか」(西岡力氏)、「実は読者をバカにして
いる朝日新聞」(井沢元彦氏)などなど、辛辣な指摘が並んでいる。朝日はあの会見で幕引きしたいようだが、なかなかそうはいか
ないだろう。チャンネル桜の水島社長が中心となって朝日を相手取った100万人集団訴訟の準備を進めており(200〜209ページ)、
いよいよ朝日は追い詰められてきたようだ。

「慰安婦報道」関係では、あの吉田清治を追い詰めた秦郁彦氏が登場、慰安婦制度についての詳細なデータを交えた論文を寄稿
している。さらには吉田清治という、謎に満ちた怪人の「生の軌跡」についての論文も寄稿しているのだが、読めば読むほどこの吉田
という奇妙な人物が分からなくなってくる。そしてこのような怪人物を担いでウソを撒き散らした高木健一・戸塚悦朗などの運動家た
ちを秦氏は「いわばミニ吉田たち」(141ページ)と切って捨てている。また、中宮崇氏はテレビ朝日の『報道ステーション』について「朝
日の責任逃れのお先棒を担いだ」と指摘(151〜155ページ)、特に「慰安婦報道」での悪質な印象操作について詳細な論考を行って
いる。『報ステ』の問題点もなかなかに深刻だ。

「朝日」以外では、西村眞悟・田母神俊雄両氏による新党設立への決意を語り合った対談、先日公表された『昭和天皇実録』の検証
記事、美智子皇后や高円宮典子女王など女性皇族に関する記事などが掲載されており、今月号も読みである内容である。

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