構造デザインマップ 東京 の感想
参照データ
タイトル | 構造デザインマップ 東京 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 久保 純子 |
販売元 | 総合資格 |
JANコード | 9784864171212 |
カテゴリ | ジャンル別 » アート・建築・デザイン » 建築 » 日本の建築 |
購入者の感想
地質学者の久保純子氏(早大教育学部)が執筆陣に加わっているので読了。その古地図との比較や、台地/地盤に言及した章が異色を放っています。全体としても、荷重/風圧に加え、地震という課題がある日本の建築群の、多彩なスケルトンを見られる異色の本かと。
小生の印象に残った点は以下です。
・軟弱地盤である丸の内谷の上の東京駅丸の内駅舎の下には約350基の積層ゴムと160基のオイルダンパーが免震しており、建物との周囲とはエキスパンジョン・ジョイントの床が繋いでいる。(免震層は大地震時に30-50cm変形するので建物周囲には移動空間が必要)
・日本では戸建て住宅を除いても3,000棟以上が免震構造。
新国立競技場の2本キールの亀デザインは、1984年竣工の藤沢市秋葉台体育館(設計:槇文彦,構造:木村俊彦)に似ているなと思いました。
意匠とも関連してさまざまに力を支える構造。その奇抜なデザインの列挙に、建築って何のために何を表現しようとしているのだろう?と改めて考えさせられます。
小生の印象に残った点は以下です。
・軟弱地盤である丸の内谷の上の東京駅丸の内駅舎の下には約350基の積層ゴムと160基のオイルダンパーが免震しており、建物との周囲とはエキスパンジョン・ジョイントの床が繋いでいる。(免震層は大地震時に30-50cm変形するので建物周囲には移動空間が必要)
・日本では戸建て住宅を除いても3,000棟以上が免震構造。
新国立競技場の2本キールの亀デザインは、1984年竣工の藤沢市秋葉台体育館(設計:槇文彦,構造:木村俊彦)に似ているなと思いました。
意匠とも関連してさまざまに力を支える構造。その奇抜なデザインの列挙に、建築って何のために何を表現しようとしているのだろう?と改めて考えさせられます。
この本を片手に建物を観ると、構造が透けて見える気分になり楽しい。