覚えておきたい日本の牝系100 (競馬道OnLine新書) の感想

10年ほど前、いまは亡き競馬通信社から発刊された、同じ著者による「日本の牝系」の最新版として位置付できる、個人的には待望の一冊。判型が一回り小さくなった点を心配していたが、むしろ前回より見やすいのではないかというほど巧くまとめられており、読み応え・実用性ともに期待を上回る内容だった。少々余談になるが、今年はゲーム攻略本という体裁ながら、本書と同じ、事実上の現代牝系解説本である吉澤譲治氏の「ウイニングポスト８牝系ファイル」（光栄）が発刊され、牝系好きとしてはとても嬉しく思っていたが、同じ年に立て続けにこのような本が出るとは嬉しい事この上ない。種牡馬本のように毎年刊行される必要は無いのかもしれないが、今後も４年に一度は刊行されてほしい。

これ、面白いわ。
なかなか興味深い読み物になっている。

ナリタブライアンとキズナ、
ギャロップダイナとアーネストリー、
トランセンドとクロフネサプライズ、
ダイワスカーレットとヴァーミリアン、
メジロドーベルとサウンドリアーナ、
ステイゴールドとバランスオブゲーム、

意外な馬が牝系で繋がっている。
馬券に役立つかどうかというと、かなり微妙だが・・・
父である種牡馬の血統本は多数出ているが、牝系に特化した血統本は数少ない。
その点でも貴重かもしれないね？
血統好きなら読んでもいいんじゃないかな？
（青い鳥の馬券本マニアより抜粋）