国際カルテルが会社を滅ぼす -司法取引、クラスアクションの実態と日本企業の対応- の感想

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タイトル国際カルテルが会社を滅ぼす -司法取引、クラスアクションの実態と日本企業の対応-
発売日販売日未定
製作者山口 利昭
販売元同文舘出版
JANコード9784495465018
カテゴリ社会・政治 » 法律 » ビジネスの法律 » ビジネス法入門

購入者の感想

従来の類書は反トラスト法や独禁法の制度説明に偏っていて、条文や規則の逐条解説に終始し、経営的視点でどのように対応すればよいのか、イメージしにくいものがほとんどであった。その点、本書は当局の照会や検査に始まって、司法取引や刑事手続きに至るまで、訴訟事件の実態が生々しく説明されており、有事にはどうなっていくのか、何が問題になるのかが鮮明になるので、逆に予防や危機管理体制を構築する場合の指針としても非常に参考になる。あるべきコンプライアンス体制の具体的内容に関しては、本書の目的ではないので、基本的な考え方や方針のあり方、留意点に説明がとどまっているが、これは逆に業種や各企業の風土、経営者、組織、事業内容に依るところが大きいので、適度なレベルと考える。山口先生には、同じ要領で訴訟事件関係弁護士と連携し、FCPAやブライバリーアクトなど、贈収賄関係の続編をぜひ、お願いしたいです。

国際カルテルが国内企業へいかに深刻な問題をもたらすかよくわかりました。。域外適用の拡大、特に米国の刑事・民事訴訟で争うことが事実上不可能なこと、そして、海外子会社の不正摘発は、本社をターゲットとし、本社役員が1年以上の禁固刑に服する事案も多数発生など、愕然とする内容でした。私は日本公認不正検査士協会の10月10日カンファレンスで、著者の一人(実際に体験された方)のお話を伺い、すぐ購入しました。もっと広く知られ、読まれるべき本です。共著者たる山口利昭先生が国内法の専門家でありながら、この本に心血を注がれた理由がよくわかりました。心から敬意を表します。

日本国内とは全く異なる海外、とりわけ米国でのカルテル規制をわかりやすく述べた本です。対話形式のため、頭にも入りやすいと思います。

いわゆる法律解説書ではなく、実体験に基づき、日本企業が何をすべきか述べた本であり、海外ビジネスに携わるビジネスマンにとっては必読の指南書だと思います。

既に海外に出られているビジネスマンは勿論、これから、海外に出るビジネスマンにはとりわけ一読をお進めします。

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