新史論/書き替えられた古代史 3 聖徳太子と物部氏の正体 (小学館新書) の感想

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タイトル新史論/書き替えられた古代史 3 聖徳太子と物部氏の正体 (小学館新書)
発売日販売日未定
製作者関 裕二
販売元小学館
JANコード9784098251872
カテゴリ歴史・地理 » 日本史 » 一般 » 日本史一般

購入者の感想

私は関ファンです。
新史論の1と2を読み、変わらぬ論調と真新しさのない内容を覚悟しつつ、本書を購入しました。
本書の目的は、聖徳太子と物部氏の正体を明らかにすることなのですが、
そこに至るまでの前振りが長過ぎます。
序章の「出雲」とは何だったのかでは、まず蘇我氏を語り、大和建国をめぐる連合と対立を解説します。
第一章の古墳時代と瀬戸内海では、四世紀を資料が乏しい空白の世紀と捉え、
いつものように騎馬民族征服説と王朝交代説を批判し、河内に古墳が移動した理由を
治水目的と天皇の身内の主導権争いと説きます。
第二章の古代版織田信長・雄略天皇の謎では、4・5世紀の朝鮮半島諸国との関係を解説します。
第三章の継体天皇の出現と二つの日本では、継体天皇即位には吉備、尾張と蘇我氏が絡んでいたことと、
磐井の乱は親新羅政策を反故にした継体天皇の裏切りによって起こったと説きます。
第四章の物部氏と蘇我氏、聖徳太子の密約では、蘇我馬子が物部守屋を滅ぼしたのは
皇位継承争いと説くところまでは良かったのですが、その他は妄想としか思えませんでした。
関氏の史観は、目から鱗の見事な指摘もありますが、今回は残念な内容でした。

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