ニュー・シネマ・パラダイス 完全オリジナル版 [DVD] の感想
参照データ
タイトル | ニュー・シネマ・パラダイス 完全オリジナル版 [DVD] |
発売日 | 2009-06-19 |
監督 | ジュゼッペ・トルナトーレ |
出演 | フィリップ・ノワレ |
販売元 | 角川映画 |
JANコード | 4988126206987 |
カテゴリ | DVD » ジャンル別 » 外国映画 » ドラマ |
購入者の感想
完全オリジナル版と初公開版の違い。この映画をまだご覧になっていない方が一番気になる点だと思うが、
単純に長い、とか短い、だけの違いだけではない。オリジナル版でカットされた部分は、物語の主題にも大きく関わってくる重大なエピソードが入っており、これがあるかないかで全く主題が変わっているのだ。
端的にいえば、トトの人生の中で映画と同じくらい大切な存在であったある女性との別れについて、初公開版では
語られなかった事実の存在が明らかになる。その事実とはアルフレッドのある行為だった。
オリジナル版だけで明らかになるこの行為は、アルフレッドのトトに対する愛情には強烈な厳しさが伴っていたことを表現している。結果、ラストシーンにも、違った余韻を残すのである。
初公開版を見、男泣きに泣いた何年か後、劇場公開された完全版を見にいった。全く違う印象で驚いた。
冗長だし主題が乱れているな、という印象を当時は受けたのだが、あれから10年。
完全版は完全版で、初公開版とは違った人生讃歌が読み取れるようになった。
しかし、全く展開の違うどちらを見ても、それなりに色々なものを感じ取らせてくれる主人公のラストシーンの演技には脱帽。
すごすぎる。
どちらを最初にみるべきかといったら、初公開版を先に見た方がいいと思う。シンプルに泣ける。気になる方はその上でオリジナル版を。
単純に長い、とか短い、だけの違いだけではない。オリジナル版でカットされた部分は、物語の主題にも大きく関わってくる重大なエピソードが入っており、これがあるかないかで全く主題が変わっているのだ。
端的にいえば、トトの人生の中で映画と同じくらい大切な存在であったある女性との別れについて、初公開版では
語られなかった事実の存在が明らかになる。その事実とはアルフレッドのある行為だった。
オリジナル版だけで明らかになるこの行為は、アルフレッドのトトに対する愛情には強烈な厳しさが伴っていたことを表現している。結果、ラストシーンにも、違った余韻を残すのである。
初公開版を見、男泣きに泣いた何年か後、劇場公開された完全版を見にいった。全く違う印象で驚いた。
冗長だし主題が乱れているな、という印象を当時は受けたのだが、あれから10年。
完全版は完全版で、初公開版とは違った人生讃歌が読み取れるようになった。
しかし、全く展開の違うどちらを見ても、それなりに色々なものを感じ取らせてくれる主人公のラストシーンの演技には脱帽。
すごすぎる。
どちらを最初にみるべきかといったら、初公開版を先に見た方がいいと思う。シンプルに泣ける。気になる方はその上でオリジナル版を。