新装版 こんな僕でも社長になれた の感想

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タイトル新装版 こんな僕でも社長になれた
発売日販売日未定
製作者家入一真
販売元イースト・プレス
JANコード9784781608556
カテゴリ »  » ジャンル別 » ノンフィクション

購入者の感想

成功する起業家は、一時期みなある意味、引きこもっていたという説を聞いたことがあります。
ユニクロの柳井さんも、若い頃は何もせず麻雀づけの毎日を過ごしていたと言いますし、エネルギーのある人はみな、孵化する前に一定の時間を必要とするのかもしれません。
長い人生、くすぶる時期は必ずあるものです。私はそんな時期に北野武の「浅草キッド」を読んで助けられました。
(この本は引きこもりの本ではありませんが、潜伏時期を過ごす作法として)
今の若い人なら、本書などは家入氏の歩みにとても勇気づけられるのではないかと思いました。

最近、仕事本、働き方本、ライフデザイン本が売れています。

例えば、
ライフデザインに関する論客たち
を挙げると、

安藤美冬(慶応)
伊藤洋志(京大)
大石哲之(慶応)
米田智彦(青学)
イケダハヤト(早稲田)
坂口恭平(早稲田)
Pha(京大)
ちきりん
高城剛(日大芸術)、本田直之(明治、サンダーバード国際経営大学院MBA)、佐々木俊尚(早稲田)

may_roma(法政、シラキュース大学大学院)
常見陽平(一橋)

共通点はほぼ高学歴者であること。学歴無関係のノマドエバンジェリストがなかなか現れないのが日本の現状。
残念ながら、エバンジェリスト(搾取する側。高学歴者。自分をメディア化する能力に長けた人)⇔信奉者(搾取される側。世間知らずの学生や若者の中で、就職できない人や、就職することを不安に思っている人たち)の構造があるように感じてなりません(「デジタルな香りのする貧困ビジネス」)。

その中で、
ひきこもり、落ちこぼれを自認する著者は
上の論客たちと一線を画します。

彼を支持する人たちは敏感にその魅力を感じているんだと思います。0

社長自慢や上場自慢する経営者本、
特にITベンチャー企業の成功話は、
勇気はもらうし、おもしろいけど、
自分はそんな風になりたいとはまったく思わない。

やっていることは新しくても、老害経団連企業と同じで、
ただ自分の時間も家族の時間も社員の労働時間も考えず、
長時間労働に物言わせて、
売上の数字だけ倍倍ゲームして一体何が幸せなんだと。

ところがこの本を読むと、
この人の生き方・働き方は、
そういう旧来のITベンチャー社長像とは違い、
新しい生き方・働き方だなと思ったのでおすすめしたい。

起業した理由が家族と一緒の時間を過ごすため、
というのがすごく新鮮だった。

ただ第一章から第三章は長すぎであまりおもしろくない。
第四章の起業前夜から起業、買収、その後について、
もっと詳細に書いた方がはるかにおもしろかったと思うので4つにしたけど、
でも第四章からはぐっとおもしろくなります。

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