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胡蝶 #1 - 16.07.01 19:09

ある国は「幸せ」で溢れておりました。
綺麗な花々が咲き乱れ、人々はみな笑っていました。
ただ、1人を覗いては───･･･

［続きの前に･･･］
「」でセリフをすべて書き込んでいましたが、これからは
リリー「このように」
マリー「名前をつけさせていただきます！」
ご理解よろしくお願いします！！！
奥様「それでは、本編どうぞ♪」

ーーーーー

３、働き者のリリー



マリー「さて、それじゃあ案内はこれくらいかな？」
マリーは1通り案内してくれた後、私の仕事を一緒にやってくれるそうだ。
リリー「本当にいいの？マリーちゃんもお仕事あるんじゃ･････」
マリー「ううん！私の今日のお仕事はリリーちゃんのサポート！だから、これがお仕事なんだよ♪」
なんていい子なんだろう。なんだか眩しいくらいです･･･。
マリー「リリーちゃん？」
リリー「はいっ！？」
マリー「大丈夫？ぼーっとして･･･」
リリー「あ、あはは･･･大丈夫！次のお仕事は？？」
マリー「あっ、えっと･･･次はお料理なの。」
リリー 「料理？」
料理は･･･得意と言っちゃ得意なのかもしれないが、今回ばかりは不安だ。
なぜなら、奥様に食べてもらうらしいから。
マリー「審査員･･･みたいな感じなの･･･私も手伝うけど失敗は絶対と言っていいほどやっちゃいけないから･･･(汗)」
そ、そんなに！？
おもわず突っ込みたくなるのをぐっとこらえ、
リリー「わかった。とにかくやってみる！！」
と、元気に返事を返したのだった。
ーーー準備中ーーー
マリー「･･･さて！準備ばっちりだねっ！！」
リリー「で、何を作ればいいの？」
マリー「奥様はなんでもいいとおっしゃっていたけど･･･ここはやっぱり、奥様の大好物を作ったらいいと思うの！！」
リリー「大好物？」
マリー「そう！」
なんだろう？あの優しそうな雰囲気からして、やはりケーキやタルト･･･スイーツ系だろうか？
マリー「ふふっ、その大好物は･･･」
リリー「？？」
マリー「なんとハンバーグステーキ(300ｇ)を6人分！！」
リリー「さ、300っ！？を6人分！？」
うそ･･･あの外見からして、まさかの肉･･･末恐ろしい･･･。
マリー「奥様、あれでもたくさん食べられるから･･･」
リリー「それにしても多すぎじゃ･･･(汗)」
マリー「あっ、もう時間が無いわ！！はやく取り掛からないと！！」
リリー「え、えええっ！！わ、わかった！！！」
私とマリーは急いで準備に取り掛かった。
でも、なんで6人分なのだろう？

ー1時間後ー

リリー・マリー「「で、できたぁー･･･(汗)」」
なんとかできたものの、やはり量が多かった･･･(汗)
マリー「なんとか出来てよかったねー！(汗)」
リリー「はやく奥様に持っていこ！！」
私が運ぼうとすると･･･
？「へえ、君が噂の新人メイドちゃんかな？」
どこからか男の人の声がしてくる。
リリー「？ どちら様で･･･」
マリー「あ、あああっ！？」
リリー「？」
マリーが大きな声で、目を真ん丸くしながら叫ぶものだから、私も少し驚いてしまった。
すると、数人で来ていたらしい男の人達は、こちらを見ながらクスクス笑う。
ベルク「(ｸｽｸｽ)ごめんごめん。」
ミード「君たちがなんだか面白いことを話しているものだから･･･つい。」
グロウ「さ、それを運ぶんでしょ？僕達が運ぼうか？」
マリー「いえいえいえ！！！そんなこと、坊っちゃま方にさせられません！！！」
リリー「･･･え？」
ベルク「ああ、君はまだ知らないのか。」
グロウ「僕らはここの息子だよー(ﾆｺｯ)」
ミード「よろしく♪」
リリー「ええええええっ！？」


マリー(女)
8月15日生まれ。
B型
・リリーと同期のメイドさん。
・可愛い。
・おどおどしてるが結構しっかり者。
・人付き合いがうまい。



ローズ奥様の次回予告
ごきげんよう♪またまたブロッサム・パール・ローズですわ♪♪
あらあら･･･私がいないところで息子達が･･･
リリーちゃん、どう乗り切ってくれるのかしら？
楽しみだわ♪そうそう！お料理の方も気になるわね。
美味しく出来てるかしら？ふふふっ、
さて、次回は！
４.はじめまして、リリー
おたのしみに♪♪♪

２、メイドさんのリリー


「さあ、入って！」
用意された部屋に入ると･･･
「ここは･･･？」
色とりどりの美しい服が沢山並んでいる。
「ここはドレス部屋よ！」
「ど、ドレス部屋！？」
「えっと･･･あ！これよ！！」
奥様から渡された服を手に取る。
「じゃ、着れたら呼んでちょうだい♪」
服を渡すと上機嫌で出ていってしまった。
仕方なしにリリーは用意された服を着る。
ー数分後ー
「あの･･･」
「あ、着終わったかしら？」
入ってきたかと思うと突然目を輝かせて･･･
「まあまあまあまあ！！！！なんて可愛らしいのかしら！！！」
「ええっ！！？」
私はつい赤面しながらうつむく。
「と、ところでですけど･･･メイド服･･･？」
「ああ！言ってなかったわね！あなたは今日からここで生活するのよ♪」
「え？」
「ええ♪」
「え、ええええええっ！？！？」
大きな声で叫んでしまう。
「私はブロッサム・パール・ローズ。ほかの者達はみんな私のことを"奥様"とか"ローズ奥様"とか呼ぶわね。よろしく(ﾆｺｯ)」
「あっ、よ、よろしくお願いしますっ！」
「さ！それじゃああなたにはこの屋敷を案内しようかしら♪」
奥様はそういうと一人のメイドを呼んだ。
「お呼びでしょうか、奥様！」
すると、可愛らしい同い年くらいのメイドさんが入ってくる。
「リリー、こちらはこの屋敷で働いているマリーよ。」
「マリーです。どうぞよろしく(ﾍﾟｺｯ)」
「あっ、こ、こちらこそ･･･」
「マリー、リリーを案内してもらえるかしら。」
「承知いたしました。リリー様、参りましょう。」
「は、はい！奥様、いろいろと、ありがとうございます！！」
私はお礼をいうとマリーについて行った。

ーオマケ(キャラクター紹介と奥様の次回予告)ー

ブロッサム・パール・ローズ(女)
6月29日生まれ
A型
・優しい
・人柄がいい
・息子2人と双子の娘がいる。
・病弱
・陽気


ローズ奥様の次回予告
ごきげんよう！ブロッサム・パール・ローズですわ♪
今日からリリーちゃんがうちで働くことになったの！
また賑やかになるわ♪♪
え？メイドはどんなことをするのかって？
それは次回を見ればわかるわ♪
次回！働き者のリリー
ああー...はやく見たいわあ、リリーちゃんの働いてる姿～！
それでは！お楽しみに♪

１、拾われたリリー

ここはバフラワ国マーガレット通り。
華やかな花達が飾られた美しい街並み、そして人々。
しかし、ただ1人だけ、"暗がり"に住む女の子がいた───。

「リリー」彼女はそう言った。
暗がりに１人座り込んでいた彼女に声をかける。
「あなた、こんなところで何をしているの？」
彼女は何も言わない。
「行くところがないの？」
言わない。
「･･･」
「･･･」
私も、彼女も黙ってしまった。
ふと、彼女は突然口を開く。すると、
「いい子にします。泣いたりしません。だから･･････私に、家を、ください。食べる物を、ください。暖かな、服をください。･･･私に･･････居場所をください。」
彼女は今にも泣き出しそうで、悲しみの青い瞳で。
私は気づいたら口走っていた。
「うちへおいで。」


ー門前ー
「えっと･･･」
「？ どうかした？」
「こ、ここは･･･？(汗)」
彼女は呆然としながら「家」を見上げる。
「早く行きましょう？」
「あの･･･家ってまさか･･･？」
「ここよ？」
「え、ええええっ！？」
そう･･･家･･･なのだろうか。
彼女が見上げる先には、立派な豪邸が佇んでいた。




オマケ(キャラクター紹介)

リリー (女)
5月13日生まれ
B型
・天然
・暗がり育ちでひとりぼっちだった
・拾われた
・過去になにか･･･？
・次回からメイドとして働くそうです。



next↓
こんな豪邸で私、どうやってこれから暮らしていくの！？
と、思っていたらまさかの「メイド」！？
「あなたは今日からうちのメイドよ！」
「えええええっ！？」
次回！メイドさんのリリー