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魂魄幽霊 #20 - 16.03.12 08:03

何か、咲夜さんの事を考えていたら
思い付きました。（おいwww）
あらすじは、次の様な感じです。

ある日を境に、お嬢様は消えました。
私は美鈴に留守番を頼み、探しに出掛けたのですが……


この物語のモットーは「睡眠時間だいじに」です。
まあ、それは嘘でして、「私の為政者」と
同じモットーです(笑)

東方蜃気楼？おいでませ、幻想郷？
ﾝﾅﾉｼﾗﾝ

感想を頂けると、夢想封印しながら喜びます

「え……？誰に……？」
「アイツに……っ！！アイツに……っ！！」


丑三つ時。
お嬢様は軽く睡眠をとっていた。
妹様は、お嬢様と一緒に寝る為に部屋に来たらしい。
「お姉さま～(*´∀｀)一緒に寝よ？」
扉を開けた時、妹様に映った光景は。
「お姉さまっ！！」
闇に飲み込まれたお嬢様だった。
「……」
闇はとても強大で、妹様でさえ近付けない。
「……ヤミガタリナイ」
「へ……？」
「コイツ、ヤミアル。ソレモキョウダイナ。」
「な、何を言って……」
「ヨメニ、スル。ソシテヤミヲスイツクシテヤル」
そう言った後、闇はお嬢様を連れて消えたらしい。


「私の足さえ動けば……っお姉さまは…」
「妹様。」
私は優しく妹様の肩に手を置いた。
「……お留守番、宜しくお願い致しますね」
私は、美鈴に留守番を頼むと
お嬢様を探しに出掛けた。


お嬢様……待っていてください！！

「助けて、咲夜……っ！！」
妹様の身体には、得体の知れない触手が
まとわりついていた。
「妹様！！」
私は急いで妹様を助けに向かった。
が、しかし。
「きゃあああっ！！」
「咲夜！！」
触手は物凄く速いスピードで私を叩きつけた。
「さ、咲……ひゃあ！？」
妹様が、そのまま床に引きずり込まれる。
「い、妹……様……」
私は、触手に向かってナイフを投げた。
しかし、跳ね返されてしまった。
「い、いやっ………！！」
妹様が床に完全に引きずり込まれてしまった。
が、しかし好都合だ。
「幻世『ザ・ワールド』」
時よ、止まれ。
周りの時間が止まり、私だけしか動かない
「空間の狭間は……彼処か。」
私は、妹様が引きずり込まれた床に近づいた。
そして、その床の穴にナイフを投げ入れた。
「能力……解除」
「ぎゃうえあああああああああ！！！」
能力を解除したと同時に、耳の鼓膜を貫く様な激しい悲鳴が響き渡る。
「貴方の時間も私の物……得体の知れない奴に勝ち目は、ない」
触手は悲鳴をあげた後、物凄い速さで溶けた。
返り血が飛び散ってくる。
「さ、咲夜……」
「妹様、安心してください。もう掃除しておきましたから」
「う……うわあああああっ………」
妹様は、私に駆け寄ると泣き出した。
私は優しく妹様の頭を撫でた。
「ざくや……咲夜っ……！！」
「妹様……」
「お姉さまが……っ！！お姉さまが…っ」


「連れ去られちゃったのっ……！！」

しかし、何時まで経ってもお嬢様は帰って来なかった。
「何で……？」
何で何で何で何で何で何で何で何で何で何脳内が、洗脳されたみたいに焦りまくる。
遂には、居ない筈のお嬢様の部屋を開けた。
「お嬢様！！」
そこにいたのは。
「妹……様……？」
「咲夜………」

翌朝。
吸血鬼には眩し過ぎる程の太陽が照り付けていた。
私は、いつも通りお嬢様を起こしに行った
「お嬢様、お早う御座います。」
そう言って扉を開けた時だった。
「！？　」


目の前に広がる、静けさが包む部屋。
夜遅くに出掛けたのか、窓が開いていた。
「何で……？」
私は、夕方になったら帰ってくると思い
疑問を胸の内にしまって働いた。

「なーにが一緒です。よ」
「ふえ？」
「……貴方とずっと一緒っていう運命だったのよ。だから、運命の仕業って訳……」
あえ？
何ですか、誘ってるんですか？
小さくてよく聞こえませんでしたけど
一つ、確かに分かる事は………
「一緒にいるのは運命で決まっていた…」
運命は、最初から決まっている物事。
つまり私とお嬢様は最初から……両思い。
「いやぁっほぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！」
「五月蠅い！！早く寝ろ！！」
「はっ！失礼します！！」
キイ……パタン。


これが最期の話になるなんて………

「お嬢様……私もう生きていけません」
「どうした従者」
私は……恥ずかしい独り言を言ってしまいました。
「ごめんなさい………ごめんなさい……」
「さ、咲夜？どうしたの？？」
待てよ………？
美鈴が言わなければ、独り言は無かった事になる。
そうしたら私は……またお嬢様の………
「お嬢様は私の光………」
「え、ちょっと咲夜？何恥ずかしい事いt」
「私が親に捨てられ、悲しみに明け暮れていた処を助けてくれた………」
「え、ちょっと」
「名前もつけてくれた。」
「そんな優しいお嬢様についていきます」
「も、もう！！そんな恥ずかしい事言わないの！！」
「だから私……イメージが崩壊しても…」
「お嬢様と……一緒です…………」
「さ、咲夜……」
少しは好感度上がったかな？

「お嬢様、お休みなさいませ」
「お休み、咲夜♪」
私はお嬢様と他愛ない会話を交わした。
……というか、可愛い過ぎかお嬢様。
何が「お休み、咲夜♪」よ。
興奮するじゃないのぉぉぉぉぉぉぉ！！！
誘ってるんですか？誘ってるんですよね？
うっひょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！
「咲夜さん……何言ってるんですか。」
「何って………あ…………」
「咲夜さん、何処かのオタクみたいでしたよ？(笑)」
美鈴…………
「後で………寝なさい………？」
「え！？いいんですか！？ありがとうg」
「ナイフで串刺しにしてあげる」
………この年、私は
妖怪のうたた寝を、襲った。（物理）
「うっぎゃああああああああああ！！！」