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東方霊夢郷

ななチュウ #21 - 14.10.02 18:23
霊夢が妖怪退治を始めたころのお話です

レスポンス


ななチュウ #21 - 14.10.02 18:30
「いやー大変な騒動だったなー幻想郷ニュース速報にも新聞にも”巨大な屍人現る!しかし4人の救世主が!?”って書かれてるんだもんなー笑っちゃうぜ。」

「・・・しかも4人の正体が分からない・・・って」

「見てる妖怪いなかったのかー残念だぜ」


無事救世主は屍人を木端微塵にし、幻想郷には平和が訪れた。
しかし、霊夢の妖怪退治はこれからだということを霊夢自身は知りもしなかった__。


_____________________________________________________

終わった!完結!です、一応w
ここまで長くなるとは思わなかった。だって東方小説書くのも初めてだし、頭の中でそのまま考えてたし(そのため変な個所があるかも)

でも無事終わって良かった!



ななチュウ #21 - 14.10.02 18:29
「霊夢!この魔理沙様が助けに来たぜ!」 「まったく、1人で解決しようと考えないこと。この早苗様がいるんだから!」 「遠い紅魔館からこのレミリアが来てやったわよ!」

霊夢はよそうだにしない戦力がきた!と思った。こいつらならいける・・・・
「みんな!力を貸して!」

「貸さないわけない「ぜ!」「わ」「でしょ?」」

”霊符「無双封印!」”
”魔砲「ファイナルマスタースパーク!」”
”紅符「スカーレットマイスタ」”
”秘術「一子相伝の弾幕」”

その弾幕はあり得ない大きさになり屍人を狙い撃ちした___。



ななチュウ #21 - 14.10.02 18:29
もう死んでいる。その言葉のせいなのかありえないくらいの大きさまで巨大化してしまった屍人。ここまで大きくなると顔がはっきり見えすぎて正直嗚咽が走る勢いだ。

10M、いや20Mはいっているだろうか。どちらにせよ幻想中がパニックになった。

「お、おい、あれは何だ!?」 「キャーっ!バケモノよ!みんな逃げてー!」
村人たちや力の弱い精霊たちは大混乱に陥った。霊夢はそんな状況を作り出した屍人にイラつきを覚えた。
「人を恐怖に陥れる妖怪なんて、私の敵じゃない!くらえ、2重結界!」

2重結界で屍人の動きを鈍らせた霊夢。しかし結界を張ったところで屍人を倒せるわけはないと確信していた。
どうすれば__そう思ったとき

「・・むー!!」 「ん?」


ななチュウ #21 - 14.10.02 18:29
霊夢は困惑していた。巫女である霊夢は薄々感じていたが屍人というのはゾンビ__つまり生ける亡霊、というべきか。そういう存在だけかと思っていた霊夢は簡単な承諾をしてここに来た自分を恨んだ。どうしてすぐに成仏しないの。どうして弾幕が聞かないの。そんな疑問が頭の中を駆け巡っていた。

「そうよ。霊夢、あなたは「困難」というのを学んだほうがいいわ。」紫がスキマの中でそうつぶやいた気がした。
霊夢はまだ不慣れな弾幕を撃って撃って・・・その繰り返しだった。しかし屍人はそう簡単に成仏しなかった。それどころか隙をみせる様子も__。

「っ・・・しつこいな。いい加減にしなさいよ、もう死んでるんだから!」

その言葉に一瞬屍人がひるんだ。いや、ひるんだというか怒った?
「え・・・えぇぇぇ!?」 


ななチュウ #21 - 14.10.02 18:28
ここから本格的な戦闘


ななチュウ #21 - 14.10.02 18:28
強引というか、強制的にその妖怪を退治することになった。霊夢はまったくやる気がないという感じだが食料にされるのは嫌なので、さっさと退治することにした。まぁ、ほかに妖怪がいたら面倒だしね。
霊夢も自然に弾幕を出せるくらいまで上達していた。その強さなら160㎝くらいの妖怪なんぞ簡単だろう。

「そこの妖怪、この最強巫女が退治してあげるわよ!」

妖怪はその声を聞くと突然襲い掛かってきた。 「っ・・・そうこなくちゃ!」

霊夢は、霊符「夢想妙珠」!!と叫ぶととつじょボムが発動し、妖怪にヒットした。

「よっしゃ!あたっ・・・」  「ぐるる・・・」

妖怪は倒れるそぶりを見せずに霊夢に立ちはだかった。

「う、うそ・・・何で、倒せないの!?」


霊夢は紫の「フランより怖い」その意味が分かった気がした。
この妖怪は・・・

「生ける屍・・・!」


ななチュウ #21 - 14.10.02 18:27
霊夢の幻聴は確信へと変わった。低く獰猛そうな声がずっと響いていたのだ。
「あぁーもうっ、うるさいな。本当に妖怪を退治すれば声が聞こえなくなるのかしら。」

妖怪らしき声が神社に響きながらも霊夢は眠りに落ちた。


「霊夢、起きなさい。今日が実行の日よ。」 「うぅ・・・ん」

朝は鳥の声ではなく紫の声で目が覚めた。
霊夢は半ば寝ぼけながらも、妖怪の住まう森へと移動した。紫に連れられてそこにいたのはほんとに人間ほどの大きさの妖怪?がいた。

「ねぇ・・・これって」 「これが妖怪よ」 「はぁ?」

霊夢自身は10Mを超える馬鹿でかい妖怪を想像していたのだ。なのに、160㎝くらいの妖怪をみると途端にやる気がなくなった。 「帰る」 「ちょっと、何のために特訓してきたのよ!」 

「だって、紫の表情からすごく深刻な状況かと思ったのよ?なのに、普通の大きさってどうよ。紫が退治すればいいじゃない。」 

紫はぷくーっとほっぺを膨らますと「あのねぇ、妖怪退治ができるのは巫女だけなの、早苗もダメって言ったでしょ?それに、あの妖怪は小さくても家を壊したり人間を食べる獰猛な性格なの。フランより怖いわよ。というか、断ったら真っ先に紅魔館に送るからね>食料<って。」


ななチュウ #21 - 14.10.02 18:27
「残念ながらその妖怪は一味違うわよ。元人間だったからね。」
霊夢はその言葉にまた驚愕した。人間が妖怪に?そんなことあり得ないはず。妖怪は妖怪、人間は人間という当たり前の遺伝子・・・つまりそう生まれることが普通なのだ。宗教を信じる、というわけではないけどその話は神の教え、進化理論などすべてに反していることになる。

「神がすべて、じゃないわ。憎悪を持っていれば誰でも妖怪になれるのよ。」

__じゃあまた、明日、ね__

そう言って紫はすきまへと消えた・・・


ななチュウ #21 - 14.10.02 18:26
そんな存在がいるのだろうか。ただその話がもし本当の事だとしたら、人どころかこの幻想郷のバランスも崩れてしまうことになるだろう。霊夢はなぜ自分が妖怪退治の役として回ったか分かった気がした。

「あなたは神社の巫女でもあるし、人間側でもある。ほかの人(妖怪)にお願いをしても、引き受けるどころかまともに話を聞いてくれないでしょう?だから霊夢に頼んだのよ。」

確かにあいつらなら妖怪を退治するより妖怪側に回りそうで怖い。でも神社の巫女なら早苗でもよかったのではないか?その考えを読み取るように紫は言った。

「早苗にも頼もうかと思ったんだけど、そこまで戦力にはならないわ。あなたより経験は浅いはずだし。あなたは人間だけど空を飛ぶ能力がある。それだけで倍近くは妖怪退治の成功が高いの、奇跡を呼ぶのもいいと思うけど・・・あの妖怪たちに奇跡なんか通じないわ。強力な結界が貼ってあったからね。

「結界?妖怪なんかに結界が貼れるもんですか。」
紫はふふっと笑うと


ななチュウ #21 - 14.10.02 18:26
煎餅とお茶をたしなみながら紫は妖怪退治をさせようとする理由を話した。
「実は、ね村に妖怪が現れるようになったの。」 「…え?」

霊夢は驚きを隠せないようだった。何故なら人里に妖怪が現れるなど今までなかったこと、いや、あってはならないことだったからである。紫は霊夢の表情を確認しながら話を続けた。

「妖怪・・・まぁ私たちも同じようなものが70と超えてるんだけど、そういう何か目的があって生まれた妖怪じゃないの。なんていうか・・・ただ、人を憎しみ、この手で滅ぼす…そんな存在として現れたのよ。」


ななチュウ #21 - 14.10.02 18:25
_____________________________

「くっ・・・」 「あら?まだその程度なの、霊夢」

紫は弾幕を使い、霊夢はそれを避けていくという特訓をまずしているようだ。
ただ、当たらないことは当たらないが玉がかすることは何回も繰り返してるようなので霊夢の体力は少し限界に近づいていた。しかし攻撃を避けないと妖怪と対戦した時すぐにやられてしまう。そのための特訓でもあった。

「ね、ねぇ紫、そろそろ休憩させて…」 

紫はボロボロになった霊夢を見ながら「しょうがないわね、少し休もうかしら。」と呟いた。もちろん休憩場所は博麗神社である。


ななチュウ #21 - 14.10.02 18:25

最近聞こえるこの声…

とうとう私の耳がおかしくなったのだろうか?妖怪…いや普通の妖怪の声ではない気がする。これはまさに「異変…?
」 これは霊夢が妖怪退治を学ぶ少し前のお話。


「紫…こんなところに私を呼び出して何?急用?」と少し派手目の格好をしたおば…お姉さんに聞いた。

「えぇ、とても重要な話よ。霊夢、あなたに妖怪退治をしてほしいの。」「妖怪退治?」霊夢はそんなこと聞いたことがないという顔で聞き返した。




ななチュウ #21 - 14.10.02 18:24
「ふっ…ざけんじゃないわよ!この盗人が―!!」 「うおっ!霊夢、急な弾幕は、あっ(ピチューン」


木々の声が響く博麗神社で霊夢は「また、掃除しなきゃ…。」そうつぶやいたのであった…。



ななチュウ #21 - 14.10.02 18:24
「霊夢~」 「この声は…いつもの魔法使いのようね」

と、言うと巫女はすくっと立ち上がり空を見つめた。空の彼方から箒に乗った女の子が飛んできた。俗にいう「魔法使い」というものだろうか。魔法使いは地面に降り立つと可愛らしい笑顔で「よぉ!霊夢久しぶりだな」と口に出した。霊夢と言うのは、この紅白巫女のことのようだった。霊夢は短いため息をつき、「別に魔理沙なんかに会わなくても良かった」と顔を染めながら発したのだった…。


魔理沙、という魔法使いは霊夢の家に上がるなり「お!これ煎餅じゃないか、いただき♬」と最後の1枚を食した。霊夢は「あぁっ!?」とすっとんきょうな声をあげ、魔理沙の肩をつかみ前後に揺らし「ちょっと!それ最後の1枚じゃないの!すごく楽しみにしてたのよ!?」と顔を赤くしている。魔理沙は霊夢が怒っているとは思わなかったのか、「取られる霊夢が悪いんだぜ、私のものは私のもの、人のものも私のものだぜ!」とドヤ顔をしながら言い放った。 


ななチュウ #21 - 14.10.02 18:23
「ふう…。神社の掃除終わりっと、休憩しよ」

先ほどまで落ち葉を掃いていた紅白巫女が休憩をしようと、お茶の準備をしたり、せんべいを戸棚から取ろうとしてるようだ。ただ、戸棚が少し高い位置にあるため巫女は背伸びをしなければ届かない、そんな感じの少女だった。

「休憩するのに疲れるってどういうことよ、まぁいいわ。いただきまーす」

巫女は口に煎餅を持っていき恍惚な表情で、つまりこちらがその煎餅を欲しがるような顔で食べ始めた。
「うーん、美味しい!この醤油のしょっぱくもなく薄くもない、まさに絶妙な加減で味付けされてるわ、しかも焼き加減も…」などと、どこかのグルメレポーターのような口ぶりで煎餅の美味しさについて語っているようだった。


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