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東方四季星

Mr.スマイル #1 - 14.09.18 14:39
この物語は俺の二次創作です
コメントやアドバイス等頂ければ
嬉しいです
よろしくお願いします

レスポンス


Mr.スマイル #31 - 14.10.30 14:11
東方四季星11話「鍵を持つ者 咲夜・美鈴篇」


咲夜「し…しかし、傘をさした状態では…」

レミィ「それなら大丈夫よ。
私の能力で、あの子を戦闘不能にする
わ」

咲夜「えっ…?」

美鈴「さ…咲夜さん!! あれ!!」

咲夜「あ…あれは…」

文之助「始まったか」

三人が霊竜を見ると、霊竜が頭を抑えて苦しんでいた。

裏霊竜「あぁ…あ…うぅ…あ…うぅ…」

美鈴「霊竜さんが…苦しんでる?」

咲夜「どういう事…?」

レミィ「彼女のとある運命を早めたのよ」

咲夜「運命…ですか?」

美鈴「それは一体…どういう…」

レミィ「彼女は、近いうちに二重人格が治る運
命だったから、その運命を早めて今日
にしたのよ」

咲夜「…成る程、つまりあの苦しんでるのは…
その副作用みたいな感じですね」

レミィ「そうよ、まさにその通り」

裏霊竜「あ…が…うっ…ぐっ…~。
うわぁぁぁぁぁ!!」

突然霊竜が叫ぶと、霊竜はうつむいた。

美鈴「何!?」

レミィ「どおやら、終わったみたいね」

文之助「そうみたいだな」

すると、霊竜はゆっくりと顔を上げた。

霊竜「うぅ…私は…一体…」

レミィ「大丈夫かしら?」

霊竜「貴女…一体何を…」

レミィ「何をって、貴女の二重人格を治しただ
けよ?」

霊竜「…!?」

レミィ「でも、貴女は一つになったことで…。
二つの短所が無くなり、一つの短所だ
けは残った」

美鈴「二つの短所が無くなり…」

咲夜「一つの短所が残った…」

霊竜「…」

レミィ「まずは、無くなった短所から言うわ。
無くなった二つの短所は…。
人見知りと恥ずかしがりの二つ」

霊竜「…た…確かに…」

レミィ「そして、残った一つの短所は…。
勝負事ができないの一つよ」

美鈴「勝負事が…」

咲夜「できない?」

文之助「なぁメイドに門番。
なんで霊竜は戦うときもう一つの人格
の自分を出したと思う?」

美鈴「えっ…まさか…」

咲夜「勝負事を嫌う表の自分にかわって、もう
一つの裏の自分を出してかわりに戦わせ
て居たのね。
力が自分より強いからかと思ってたけど

文之助「えっ…強さは表の方が強いぞ。
表の霊竜は力を抑えていたみたいだが

美鈴「あっ…そうだったんですか…」

レミィ「どおする?
このまま戦うかしら?
それとも…素直にここを通してくれる
かしら?」
(正直…ここで戦うと言われるとこっちが不利だわ…。
なんせ…表と裏の自分が一つになった事で、更に強くなってるし…。
さて…どう出るのかしら…?)

レミィがそう言うと、霊竜は地べたにペタンと座り込んだ。

霊竜「こうなってしまうと…私は戦う気などありません…。
どうぞ…行ってください…私の負けです」

レミィ「フフッ…ありがとう。
咲夜、美鈴、立てるかしら?」

美鈴「は…はい」

咲夜「大丈夫ですわ」

レミィ「フフッ、大丈夫みたいね、良かったわ。
首謀者の家には私も行くわ。
大事な仲間二人をここまで傷付けたんですもの、少し…お仕置きが必要だから…ね…フフフ…」

霊竜(あう~…負けちゃいました~…。
でも、時間稼ぎは出来たかな…?)

レミィ「文之助はどうするの?
一緒に来るかしら?」

文之助「俺はいいや。
今日受けた傷も痛むしな、帰って寝るとするよ」

レミィ「そう、なら仕方ないわね」

咲夜「助けてくれてありがとうございました。
礼を申しますわ」

美鈴「私からも、ありがとうございました」

文之助「良いって良いって、じゃあな~」

そう言うと文之助は天狗の山に帰っていく。

レミィ「あら…すっかり夜ね~」

咲夜「そうですね」

レミィ「では…早速行きましょうか、二人とも」

咲夜・美鈴「はい!!」

霊竜(私も…少ししたら戻りましょっと…)

そして、早苗と華扇がついて数分後に咲夜とレ
ミィ、そして美鈴が到着した。
そして、残すは霊夢と、魔理沙の二人だけになった。

東方四季星11話―完―


Mr.スマイル #25 - 14.10.18 17:29
東方四季星10話「鍵を持つ者 咲夜 美鈴篇」


咲夜「まずは…こっちから行くわよ!!」

そう言うと咲夜は、霊竜に向けて大量のナイフを投げる。

裏霊竜「へぇ~凄い数のナイフだね♪
でも…私にはその攻撃は通じないよ」

そう言うと霊竜は、持っていた龍神槍でナイフが飛んでくる方へ横に一振りする。
すると、突然強風が吹き、咲夜の投げたナイフを全て吹き飛ばす。

咲夜「…!!」

美鈴「そんな…あの数のナイフを一瞬で…」

裏霊竜「フフッ…今度はこっちから行くよ!!」

美鈴「させないぞ!!」

美鈴は、一瞬で霊竜の目の前に行くと、霊竜の脇腹に拳を入れる。

裏霊竜「甘いよ!!」

しかし、その攻撃をあっさりかわされ、逆に美鈴が、脇腹に強烈な蹴りを受ける。
そしてそのまま地面に叩き付けられる。

美鈴「うわぁぁぁぁぁ!!」

咲夜「美鈴!!
よくも美鈴を!!」

咲夜は、再び大量のナイフを投げる。
それも、さっき投げたナイフより多かった。

裏霊竜「おぉ~、さっきより多い~。
でも…」

霊竜は槍を構えると、目にも留まらぬ速さで飛んでくるナイフを突き伏せた。

咲夜「な…そんな…」

裏霊竜「ごめんね、これも足止めする為なんだ」

霊竜はそう言うと、今度は咲夜の目の前に一瞬で近付くと、勢いよく槍で咲夜を地面に叩き付けた。

咲夜「キャッ!!」

美鈴「さ…咲夜…さん…!!」

咲夜「くっ…つ…強い…」

裏霊竜「悪いけど…少し眠っててもらうよ」

霊竜がそう言うと、突然槍が光出した。

咲夜「な…なにを…」

裏霊竜「スペル…睡槍。
大丈夫、傷はつかないから。
ただ眠るだけだよ」

美鈴「咲夜さん…!!」

裏霊竜「エイっ!!」

咲夜「…!!」

美鈴「咲夜さぁぁぁぁぁぁん!!」

(ガキィン!!)

裏霊竜「…えっ?」

美鈴「あぁ…っ」

??「ふぃ~…なんとか、間に合ったな」

咲夜「ふ…文之助さん!!」

文之助「よぉ…大丈夫か?」

裏霊竜「…えっ、何があったの?」

文之助「は…話してる暇はねぇ…。
早く…頼むぜ…お嬢様…」

美鈴「えっ…お嬢様?」

レミィ「まったく…本当にボロボロね…二人とも…。
いえ…三人とも、かしらね」

咲夜・美鈴「お嬢様!?」

文之助が霊竜の槍を掴む。

裏霊竜「…!!」

文之助「おいおい…傷痛むからさ…早く終わらせておくんなまし…」

レミィ「フフッ…分かったわよ。
それじゃあ…やるわよ」

東方四季星10話―完―


Mr.スマイル #17 - 14.10.06 17:07
東方四季星9話「鍵を持つ者 咲夜 美鈴篇」


一方咲夜と美鈴は、レティを倒して少し休憩し再び鍵の捜索を始めていた。
探し始めてから一時間後、美鈴があるものを見つける。

美鈴「あっ!! 咲夜さん、これ!!」

咲夜「どうしたの美鈴…」

美鈴が持っていたのは、紛れもなく、あの雪だるまの形の鍵だった。

咲夜「でかしたわ美鈴!! それよ!!」

美鈴「えへへ、咲夜さんに褒められた」

咲夜「さぁ、これを持って早く皆と合流する所へ向かいましょう」

美鈴「はい!! 咲夜さん」

そう言って、二人が首謀者が居る舘のある方を向くと、上空に誰かが居るのが見えた。

美鈴「…咲夜さん」

咲夜「えぇ…誰か居るわ」

二人は、上空に上がると、ゆっくりとその誰かに近付いた。
そして、そこに居たのは、霊夢くらいの身長の少女だった。

??「こ…ここから先は…通しません…ょぉ」

咲夜「…貴女は、誰ですか?」

霊竜「わ…私は…霊竜です。
こ…今回の異変の首謀者の…従者です!!」

美鈴「…何ですって!?」

咲夜「この異変の関係者ね…」

霊竜「で…でも、この異変は…とーっても大事な理由があります…!!
で…ですので、ま…まだこの異変を…終わらせるわけには…い…いかないの…です…よぉ~///」

美鈴「理由…とは、一体…」

咲夜「幻想郷を滅ぼすとか、そう言った感じの異変じゃ無さそうですね」

霊竜「私は…貴女達の…足止めをするために…来ました。
ここから先は…通しません…!!」

咲夜「そうですか、なら…。
力付くでも通させてもらいます!!」

美鈴「紅美鈴、行きます!!」

霊竜「出番だよ…中の私」

??「OK!! 任せて!!」

そう言うと、突然霊竜の体が光だし、徐々に体が変化していくのが分かった。

咲夜「…!! 何!?」

美鈴「体が…変化してる!!」

光が収まり、霊竜を見るとそこには、頭には角をはやし、背中には大きな翼をはやした霊竜の姿があった。

裏霊竜「大和不死身命竜こと、霊竜見参!!」

美鈴「変化したとたん…口調がかわった…」

咲夜「しかも…まさか竜なんて…」

裏霊竜「霊竜の主であり、私の主でもある新…」

霊竜「名前出しちゃダメだよ!! 中の私!!」

裏霊竜「おっと、そうだったそうだった。
とにかく、時間稼ぎすれば良いんだよね、霊竜?」

霊竜「そうだよ!!」

裏霊竜「よーし、少し本気出しちゃうよ~」

そう言うと霊竜は、まるでマジックの様に槍を出した。

咲夜「あれは…槍かしら?」

美鈴「2m…いえ、3m近くあります!!
かなり長い槍ですよ!!」

咲夜「それに…凄い力ね」

裏霊竜「私達の武器、龍神槍だよ♪
まぁでも、表霊竜はあまり使いこなせないみたいだけどね」

美鈴「何ですか…表霊竜って?」

咲夜「…成る程、そう言うこと」

美鈴「何ですか、咲夜さん」

咲夜「彼女は、人間の時と半竜の時で口調が違うのは、彼女が『二つの性格を』持っているからよ」

美鈴「つまり…二重人格!!」

咲夜「そう、だから…今の霊竜は裏霊竜で…。
さっきまでの人間の霊竜は表霊竜ってわけだわ。
それに…」

美鈴「それに?」

咲夜「さっきの霊竜より、今の霊竜の方が圧倒的に力(能力)が強いわ。
この強さは、お嬢様より強いかも…」

美鈴「お…お嬢様よりも!?」

咲夜「えぇ…これは、苦戦するわよ」

裏霊竜「話は終わった?
じゃあ…始めよっか」

咲夜「行くわよ美鈴!!
気を引き締めなさい!!」

美鈴「分かってますよ!! 咲夜さん!!」

東方四季星9話―完―


Mr.スマイル #16 - 14.10.06 00:04
東方四季星8話「鍵を持つ者 早苗・華扇篇3」


四季斗「それじゃあ…行くよ!!」

四季斗はそう言うと、一瞬で椛之助の目の前来て、椛之助のみぞうちに強烈な一発をくらわした。

椛之助「ガハッ…!!」

あまりに急な一発に、椛之助は失神した。

椛「椛兄さん!! 貴様…よくも!!」

文之助「待て!! 椛!!」

時すでに遅し、椛もまた同じようにみぞうちをくらう。

椛「グフッ…」

文「まさか…一瞬で二人もやられるなんて…」

早苗「つ…強すぎます…」

華扇「これ程の実力とは…」

3人が動揺していると、3人の前に文之助が立ちます。

文「文兄さん!?」

文之助「こいつは俺に任せろ。
文達は、気絶した椛之助と椛を頼む」

早苗「えっ…で…でも…」

文之助「見ただろ…あの攻撃…。
あの攻撃は、正直…早苗達には敵わない攻撃だ。
でも、俺なら何とか互角にやり合えると思う」

早苗「そんな…」

華扇「今は…文之助さんの言うことを聞きましょう、早苗」

文「そうですよ早苗さん。
そうした方が良いですよ」

早苗「…分かりました。
椛さんと椛之助さんの事はお任せ下さい」

文之助「おう、頼むわ」

そして、文達が椛と椛之助を運び終えると、文之助が、四季斗の目の前に立つ。

四季斗「…お兄さん、強いね」

文之助「そんな事ない。
四季斗よりはずっと弱いさ」

四季斗「そうかな?
正直言って、私と同じくらいの強さを誇っているよ」

文之助「そうかねぇ~…、正直勝てる気しない」

四季斗「それはどうかな!!」

四季斗は、また一瞬で文之助の目の前に来て、文之助のみぞうちを狙って拳を突き上げる。

文之助「その手には乗らねぇ!!」

文之助は、間一髪で四季斗の攻撃を避ける。

早苗「避けた!!」

文之助「今度はこっちの番だ!!」

間一髪で四季斗の攻撃をかわした文之助は、四季斗の脇腹目掛けて、強烈な蹴りを繰り出す。
しかし…。

四季斗「甘いよ!!」

四季斗は、文之助の攻撃を軽々と避けた。
そしてそのまま、文之助の胴体に同じく蹴りを入れる。

文之助「そんなの当たらねぇ!!」

文之助はその攻撃を、バック転して避け、そのまま攻撃体制をとり、四季斗の腹部を攻撃した

四季斗「こっちだって~!!」

そう言うと四季斗は再び、文之助の攻撃を軽々と避けて、また四季斗が攻撃して、また文之助が避けてというのが続き、外は夕方くらいになった頃。

華扇「これじゃあ…切りがありませんね…」

早苗「はい…」

文「物凄いですね」

すると、文之助が四季斗に、ある提案をします

文之助「よし分かった!!
四季斗、次の攻撃でラストにしよう!!」

四季斗「えっ…どういう事?」

文之助「お互い防御なし。
どちらかが倒れたらおしまいだ!!」

文之助がそんな提案をすると、四季斗はその提案を承諾した。

四季斗「分かった、良いよ♪」

文之助「決まりだな…」

華扇「次の攻撃で決着…ですか…」

早苗「文之助さん…」

文「文兄さん…」

文之助と四季斗は戦闘体制を取った。
そして、ついに…。

文之助「行くぞ!! 四季斗!!」

四季斗「良いよ!! 文之助!!」

そう言うと、一瞬で四季斗は文之助の居た所に文之助は四季斗の所に居た。
はたして…決着は…。

文之助「…グッ(腹部を押さえる)」

文「文兄さん!!」

文之助は、あの一瞬のあいだに、二発も腹部に強烈なパンチをくらっていた。

四季斗「勝負あったね、強かったよ文之助」

華扇「文之助さんが…」

早苗「負けた…」

文「文兄さん…」

3人が落胆していると、突然文之助が笑い始める。

文之助「…フフッ、アハハハハハハハ!!」

早苗「えっ…何?」

華扇「文之助さん?」

文之助「四季斗、残念だが…この勝負は俺の勝ちだ!!」

四季斗「…どういう事?」

文之助「よく調べてみろよ。
特に、『鍵をしまってたポッケ』とかな」

四季斗「…!!
ま…まさか!?」

四季斗は慌てて鍵を入れてたポッケを調べる。
そして、ある事に気付く。

四季斗「うそ…鍵がない…」

文之助「そりゃそうさ、なんたって鍵は…。
ここにあるんだからな!!」

そう言って文之助は、高々と右手を突き上げた
その手の中には、しっかりと、太陽の鍵が握られていた。

早苗「あれは!!」

華扇「太陽の鍵です、間違いありません!!」

文「凄いです!! 文兄さん!!」

四季斗「まさか…そんなことって…」

文之助「どうやら、四季斗も天狗の速さについてこれなかったみたいだな」

四季斗「フフッ…完敗だよ、文之助。
流石だね」

文之助「へへっ…そりゃどうも」

四季斗「約束だから、仕方ないね。
ほら、行きなよ」

早苗「はい!!」

華扇「四季斗さんはどうするのですか?」

四季斗「私は少し休憩。
すぐにそっちに向かうよ」

華扇「そうですか」

文之助「俺達は帰るぜ。
椛と椛之助ものびちまってるし」

早苗「そうですか。
文之助さん、文さん、ありがとうございました。
椛之助さんと椛さんにもそう言っておいて下さい♪」

文之助「あぁ、そう言っとくよ」

文「早苗さん、華扇さん、頑張って下さい!!」

早苗「頑張ります!!」

華扇「ありがとうございました」

そして、文と文之助と別れた早苗と華扇は、首謀者の家の前に来た。
しかし、まだ誰も来てないみたいだった。

早苗「誰も来てないですね」

華扇「仕方ないです。
来るのを待ちましょう」

早苗「霊夢さん達…大丈夫でしょうか?」

華扇「大丈夫ですよ、きっと」

早苗「そうですね♪」

東方四季星8話―完―


Mr.スマイル #9 - 14.09.27 15:37
東方四季星7話「鍵を持つ者 早苗・華扇編2」


それを聞いた四季斗は、一呼吸おいてこう言った。

四季斗「お兄さん凄いね。
よく分かったね」

文之助「じ…じゃあ…この子が…異変を起こした首謀者か?」

椛之助「それは違うよ。
四季斗さんは、この世界(幻想郷)が大好きで、昔の人達からはかなり信頼されていた。
そして、四季斗は誰よりも…異変を嫌 っていた。
だから、そんな人が異変を起こすなんてありえない」

華扇「成る程…確かにそうですね」

椛之助「四季斗さん、なぜ貴女のような人が…この異変に協力しているのですか?」

四季斗「それは…今日はこの異変を起こした首謀者の大切な日だから」

椛之助「大切な日?」

早苗「何の大切な日何ですか?」

四季斗「それは私からは言えないよ。
私からは言わないっていう、新…首謀者の命令だからね♪」

椛之助「そうですか…(新?)」

四季斗「そろそろお話はこれまでにしよ♪
貴女達も早く欲しいでしょ、これ♪」

文之助「あぁ…欲しいな」

四季斗「でも、真っ向勝負すると、私が勝つから、ハンデをあげるよ♪」

椛之助「ハンデ?」

四季斗「そう♪
ハンデの内容は~…。
私に一回でも攻撃を当てたら、貴女達の勝ちで良いよ?」

四人「…!?」

文之助「マジか!?」

華扇「余裕…という訳ですか」

椛之助「でも、四季斗さんの強さからするとありがたいかもしれません」

早苗「威圧も凄いです。
あんなに小さい子なのに…」

四季斗「…(ニコッ♪)」

四季斗は微笑むと、四人の目の前から姿を消した。

早苗「消えた!?」

文之助「何処に行った!?」

華扇「全く気配を出してませんね」

椛之助「はい…一体、何処に…」

そう探していると、四人の真後ろから声が。

四季斗「ここだよ、こーこ♪」

四人は慌てて振り返ると、そこには四季斗の姿がありました。

文之助「アイツ…本当に魔物か!?」

早苗「とても速いです」

椛之助「天狗と互角…いや、それ以上ですね」

華扇「これは…苦戦しそうです」

??「それなら、私達も手伝いましょう!!」

四季斗を含め、五人は声の聞こえる方を見る。
そこに居たのは、文と椛でした。

文之助「文!?」

椛之助「椛も居ますね」

早苗「どうして、お二人がここに!?」

文「細かいことは後ですよ」

椛「まずは、そこにいる四季斗を倒して、鍵を入手しましょう」

文「仲間は、多ければ有利ですよね、文兄さん」

椛「椛兄さん(もみにい)、良いですよね」

文之助「ったく、文と椛にはかなわないな」

椛之助「頼りにしてますよ、二人とも」

四季斗「そろそろ、始めよう♪」

早苗「行きますよ…皆さん!!」

一同『おぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!』

東方四季星7話―完―


Mr.スマイル #7 - 14.09.23 12:18
東方四季星6話「鍵を持つ者 早苗・華扇篇」



早苗「…はい、霊夢さんも頑張って下さいね」

華扇「霊夢と魔理沙の方も戦ってるんですか」

早苗「はい、相手は幽香さんだそうです」

文之助「うわ、きっついなあ」

椛之助「大丈夫ですかね…」

華扇「まぁ、霊夢と魔理沙の事です。
きっと大丈夫ですよ」

早苗「ですね!!」

??「え~、負けちゃったの~…。
早いよ~神様」

華扇「誰です!!」

早苗達は、声の聞こえる方を見ると、そこには黒髪ポニーテールの、妖精くらいの身長の女の子が居た。

早苗「誰ですか? 貴女は?」

四季斗「私は四季斗!! 魔物よ♪」

文之助「ま…魔物!?」

椛之助(…ん? 四季斗?
どっかで聞いたことありますね…)

四季斗「貴女達が探してる鍵って~…。
これの事じゃないかな♪」

そう言って取り出したのは、紅葉の形の鍵だった。

早苗「あっ!! それです!!」

華扇「…なんで貴女が持ってるのですか?」

文之助「確かに」

四季斗「何でって…それはね…。
私が、今回の異変の首謀者の仲間だからだよ♪」

早苗「…!?」

文之助「…んな!?」

華扇「…鍵を渡せと言ったら?」

四季斗「悪いけど、断るよ♪」

文之助「じゃあ…力付くか…」

椛之助(四季斗…四季斗…う~ん…)

四季斗「あっ…でも私、スペルカード使えないから、少し私に…ハンデを貰うよ♪」

早苗「…な、何です!?」

華扇「こ…これは…」

文之助「能力(スペル)が…使えない!?」

四季斗「私の能力はね、力を操ったり吸収したりする能力なんだ♪つーまーり、貴女達の能力は使えないのと、スペルカードも使えなくなったって事よ♪」

椛之助(ん…? 力を吸収…操る?
…………………………………。)

文之助「…どうした、椛之助?」

早苗「椛之助さん?」

椛之助「四季斗…力を吸収…操る…魔物…。あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

文之助「何だよ…どうしたんだよ、椛之助」

早苗「ビックリした…」

華扇「どうしたんですか? 椛之助さん」

椛之助「思い出しました…し…四季斗さんの事、今ので全て……思い出しました」

文之助「何!!」

早苗「それは本当ですか!!」

四季斗「…」

椛之助「四季斗さんは…」

『今から600年前に存在した魔物の中で一番力を持った魔物の一人です!!』

東方四季星6話―完―


Mr.スマイル #4 - 14.09.20 19:34
東方四季星5話「操られた神 霊夢・魔理沙篇」


咲夜と美鈴が、レティと戦闘を開始したその頃霊夢と魔理沙は、幽香のひまわり農園を訪れていたが、咲夜組や早苗組と同じように、操られた者に襲われ、苦戦を強いられていた。
操られているのは…幽香だった。
霊夢と魔理沙は、一端物陰にかくれて、作戦を練っていた。

霊夢「驚いたわ…まさか、幽香が操られるなんてね…」

魔理沙「ここに来て、幽香が居たから、何かしってるかもと思って聞こうとしたら…まさか攻撃されるとわな…」

霊夢「…!!
早苗から通信だわ。
……………、何ですって!?」

魔理沙「どうしたのぜ?」

霊夢「…………成る程、分かったわ。
どうやら、私達の様に襲われたのはここだけじゃないみたいよ」

魔理沙「…何だって!?」

霊夢「早苗の方は、秋姉妹に襲われたらしいわでも、文之助さんと椛之助さんの助けがあったらしくて、早苗と華扇は無傷。
操られてた秋姉妹も無事みたいよ」

魔理沙「それは良かったぜ」

霊夢「でも…今はこっちをどうにかしないといけないわね」

魔理沙「で…でも、相手は幽香だぜ!?」

霊夢「でも、それでいつまでもここに居るわけにもいかないでしょ。
出るわよ、幽香を倒すわ!!」

魔理沙「わ…分かったぜ!!
やってやるぜ!!」

そう言うと二人は隠れるのをやめ、幽香に突撃する。
霊夢と魔理沙は苦戦はするものの、なんとか幽香を倒すことに成功する。
しかし、倒すのには二時間かかり、霊夢と魔理沙の体力は限界に達していた。

霊夢「はぁ~…はぁ~…」

魔理沙「さ…流石に…もう限界だぜ…」

霊夢「わ…私もよ…。
少し…休憩しましょ…」

??「…もう倒されてしまったのですか…。
仕方ないですね…妖怪の山の方も??ちゃんが出てるみたいだし…、私もそろそろ行きましょうか?」

??「まだ大丈夫ですよ。
貴女の力なら、博霊の巫女と魔法使いなら、目標の時間稼ぎは出来るはずです」

??「…分かりました」

東方四季星5話―完―


Mr.スマイル #4 - 14.09.20 12:33
東方四季星4話「操られた神 咲夜 美鈴篇」


一方、雪だるまの形の鍵を探す為に北側にやって来た咲夜は、一端紅魔館へ戻り、鍵を探す為の準備をしていた。
準備を終えると、咲夜は外でフランと遊んでいる美鈴のもとに向かいました。

フラン「見て見て美鈴!!
雪だるま作ったよ!!」

美鈴「流石妹様、立派な雪だるまですね」

フラン「えへへ~♪」

咲夜「遊んでいるところ、失礼します」

美鈴「あっ…咲夜さん」

フラン「どうしたの咲夜?
何かよう?」

咲夜「いえ、今回は美鈴にようがあります」

美鈴「私ですか?」

咲夜「少々、美鈴をお借りしてもよろしいですか?」

フラン「うん、良いよ!!
じゃあ美鈴、また後でね♪」

美鈴「はい」

フランが紅魔館の中に入る。

美鈴「それで、私に何のようですか?」

咲夜「実はね…」

咲夜は、美鈴に全てを話した。
そして、一緒に鍵を探してほしい。
咲夜がそう言うと、美鈴はニコッとしてこう言った。

美鈴「咲夜さんのお役に立てるなら喜んで」

咲夜「ありがとう美鈴」

美鈴「それじゃあ…まず、何処から探しましょうか…」

咲夜「霧の湖から探してみましょう」

美鈴「分かりました」

咲夜と美鈴は、空を飛んで霧の湖上空に来た。
周りを見渡すと、一面雪景色で、紅魔館周辺や湖の周りにある木々を白く染め上げていた。

美鈴「綺麗ですね~」

咲夜「見とれてる場合じゃ無いわよ。
早く鍵を見つけないと」

美鈴「そうですね」

咲夜「二手に別れましょ。
私はこっちに行くから、美鈴はあっちを見てきて」

美鈴「了解です」

咲夜と美鈴は、二手に別れて鍵を探した。
しかし、探してはみたものの、雪が降っており視界が悪く、探すことは困難を極めた。
一端二人は別れた場所に戻り、情報交換をした
…と、その時だった。

美鈴「…と、こんな感じです」

咲夜「成る程ね…やっぱりそう簡単には…ん?

美鈴「…? どうかしましたか?」

咲夜「美鈴!! 伏せて!!」

美鈴「えっ…な…なんで…」

咲夜「良いから早く!!」

美鈴「は…はい!!」

美鈴がその場に伏せると、美鈴の真上を大量の弾幕が通り過ぎた。

美鈴「攻撃!?」

??「ハズシタワ…」

咲夜「誰!!」

咲夜がそう言うと、二人の目の前に、ある神が姿を現す。

美鈴「貴女は!! 冬を司る神の…」

咲夜「レティ・ホワイトロック!!」

レティ「アナタタチニ、アノヒトノジャマハサセナイワ…」

美鈴「どうしたんですかレティさん!!」

咲夜「このレティ…何か可怪しいわ…」

レティ「アノヒトノジャマヲスルモノハ…。ワタシガコラシメテアゲルワ」

そう言うとレティは、再び大量の弾幕を出して咲夜と美鈴を狙う。

美鈴「…!!」

咲夜「このレティ…操られてる」

レティ「…イケ」

レティがそう言うと、溜まっていた大量の弾幕が一斉に咲夜と美鈴を襲う。

咲夜「ザ・ワールド!! 時よ止まれ」

咲夜は時を止めると、美鈴を弾幕の飛んでこない場所に連れていく。

咲夜「そして時は動き出す」

レティ「…」

美鈴「は…、あ…ありがとうございます」

咲夜「お礼を言ってる場合?
今は、アイツを倒さないとこっちがやられるわ」

美鈴「あっ…そうですね」

レティ「…ツギハアテル」

咲夜「行くわよ…美鈴」

美鈴「はい、咲夜さん!!」

東方四季星4話―完―


Mr.スマイル #3 - 14.09.20 00:34
こちらこそありがとうございます
あどみんさん!!

1 件のレス

Mr.スマイル #3 - 14.09.19 23:26
左が文之助です


Mr.スマイル #3 - 14.09.19 23:25
右が椛之助です


Mr.スマイル #3 - 14.09.19 19:10
東方四季星3話「操られた神 早苗・華扇篇」


紅葉の形の鍵を探すことにした早苗と華扇は妖怪の山に来ていた。
妖怪の山には紅葉が散り、妖怪の山は真っ赤に染まっていた。
妖怪の山に着くと早苗と華扇は早速、紅葉の形の鍵を探し始めた。
しかし、鍵を探し始めてかなりの時間が経った。
妖怪の山で鍵を探していたが、見つかることはなく、ただ時間だけが過ぎていった。

早苗「…見つかりませんね~」

華扇「もしかすると、ここには無いかもしれませんね…」

早苗「妖怪の山は空振りですか…」

華扇「仕方ありません。
次は…?」

早苗「どうしましたか?」

華扇「避けてください早苗!!」

早苗「えっ…?」

華扇が早苗に飛び付いて、早苗と華扇は茂みに突っ込む。
すると、さっきまで早苗が居たところに、上空から弾幕が飛んでくる。

早苗「な…何ですか!!」

華扇「この弾幕は…」

???「アタラナカッタカ…」

早苗「…!! 誰ですか!!」

声の聞こえる方を見てみると、そこにいたのは秋を司る神の、秋 静葉と秋 穣子が居た。

早苗「し…静葉さん!!
それに、穣子さんも…なんで…」

静葉「アノカタノケイカクヲジャマスルモノ…ワタシタチ…ユルサナイ…」

穣子「アノカタノケイカクヲジャマスルモノ…ワタシタチ…タオス…」

早苗「こ…これは…」

華扇「操られてる…それに…」

早苗「それに?」

華扇「二人の力が…操られていない時よりかなり強くなってる!!」

静葉と穣子は、早苗と華扇に向けて弾幕を放つ
その弾幕の数は、早苗と華扇が想像していた以上のものだった。

早苗「か…華扇さん!! 避けきれません!!」

華扇「くっ…このままでは…」

その時…。

早苗「うっ…な…何!?」

華扇「こ…これは!!」

静葉&穣子「…!?」

突然、早苗と華扇の周りに、風の盾が現れた。
そして、静葉と穣子の放った弾幕は、全て弾かれる。

???「風符、暴風の盾。
どうやら間に合ったみたいだな」

???「大丈夫ですか?
早苗さんに、華扇さん」

華扇「貴方達は…!!」

早苗「文之助さん!! 椛之助さん!!」

射命丸 文之助。

射命丸 文の兄。
幻想郷ではトップクラスを誇る強さ。

犬走 椛之助。

犬走 椛の兄
見た目は女の子だが、性別は男。
幻想郷一の頭脳の持ち主。

文之助「まさか…静葉と穣子が操られるなんてな」

椛之助「それに、強さ…力…能力、全ての強さが上がってる」

文之助「大丈夫か? 二人とも」

華扇「はい、助かりました」

早苗「流石お二人です!!」

文之助「取り合えず…お前らはその中に居な。
静葉と穣子は俺らでなんとかする」

椛之助「お二人は妖怪の山に来てずっと探し物をしていたみたいですし、体力回復に専念してください」

早苗「分かりました!!」

華扇「すまません…感謝します」

文之助「さぁ~て、いっちょやるか椛之助」

椛之助「僕の頭脳と、文之助の戦闘能力で、静葉さんと穣子さんを元に戻しましょう」

静葉「…アイツラモ…タオス…」

穣子「アノカタノジャマハ…サセナイ…」

文之助「行くぜ椛之助!!」

椛之助「はい!!」

東方四季星3話―完―


Mr.スマイル #3 - 14.09.19 14:01
東方物語2話「異変の調査」


霊夢と魔理沙は、今回の異変の調査の為に、幻想郷の里を訪れた。
里では、行きなりこのような異変が起こり、少し動揺しているように見えたが、至って冷静だった。
霊夢と魔理沙は里に着くと、早速聞き込みを開始した。
『最近何か無かった?』とか。
『最近怪しい人(妖精妖怪含む)とか見なかった?』とか、そんな聞き込みをしてみたが、至って情報は集まらなかった。
霊夢と魔理沙が聞き込みをしていると、同じようにこの異変の調査をしている咲夜と早苗を見つける。

早苗「霊夢さん!!」

咲夜「こんにちは、霊夢」

霊夢「早苗に咲夜じゃない。
あんたら二人も異変調査?」

早苗「はい!!」

咲夜「そうよ」

魔理沙「…なぁ、早苗は分かるんだが…。
なんで咲夜までこんなことを?」

咲夜「それは、お嬢様のご命令です」

霊夢「レミリアの?」

咲夜「はい。
紅魔館の周辺に突然大雪が降りまして…
お嬢様がお布団から出たくないと…。
お嬢様は…『私を布団から出したいなら
この雪を何とかしなさい』…と、申され
まして」

霊夢「はぁ~…あのカリスマ(笑)は…」

魔理沙「さ…咲夜も大変だな」

咲夜「そんなこと無いわよ。
この異変を終わらせれば良いだけじゃな
いの」

魔理沙「お…おう…」

霊夢「…で、早苗は何でこの異変の調査をして
いるの?」

早苗「聞いてくださいよ霊夢さん!!
実は今日、諏訪子様と神奈子様とお花見
する予定だったのに、朝起きたら紅葉だ
らけですよ!!
おかげで、今日予定してたお花見は中止
ですよ!!」

霊夢「ふーん…で?」

早苗「だから、この異変を起こした首謀者を見
つけだして、お説教です!!」

魔理沙「あぁ~…うん、そうだな」

霊夢達がそんな話をしていると、霊夢の後ろから声が。

???「あら、霊夢じゃないですか」

霊夢は、声の聞こえる方に振り返ると、そこには、仙人の茨城 華扇でした。

華扇「異変の調査ですか? 関心ですね」

霊夢「華扇じゃない。
何よ、どうかしたの?」

華扇「あぁ、そうでした。
実は、霊夢にお知らせしたいことがあっ
て、博霊神社に向かっていたんでした」

霊夢「知らせたい事?」

魔理沙「もしかして、この異変に関係あること
なのか!?」

華扇「流石魔理沙です、鋭いですね。
実は、この異変の首謀者と思われる人物
が住んでると思われる家を発見したんで
す」

霊夢「何ですって?」

魔理沙「マジか!!」

早苗「流石華扇さんです♪」

咲夜「しかし、まだあやふやなんですよね?」

華扇「いいえ、ほぼ確実と言っても良いかもし
れません」

霊夢「…どういうこと?」

華扇「実はその家…。
今回起こってる異変の東西南北のほぼ真
ん中に家があるんです」

魔理沙&早苗「…!!」

霊夢「確かに…それは怪しいわね…。
華扇、その家に案内して」

華扇「分かりました、ついて来てください」

華扇に連れられて、霊夢達は里から西へかなり
進みました。
暫くすると、紅魔館までとはいきませんが、大きな和風のお屋敷が立っていました。
霊夢達は家を見つけると、門の前で止まります。

霊夢「へぇ~、結構大きいわね」

魔理沙「紅魔館くらいか?」

咲夜「いいえ、紅魔館の方が少し大きいわ」

早苗「立派な家ですね~」

華扇「門は簡単に開きます。
問題は、この家の玄関の扉なんですよ」

霊夢「扉?」

霊夢達は中に入ると、誰からも攻撃されず、玄関までたどり着きます。
そして、霊夢が扉を開けようとすると、扉は全くびくともせず、開きませんでした。

霊夢「何よこれ…全然開かないじゃない!!」

魔理沙「弾幕を撃ってみようぜ!!
こうなったら強行突破だぜ!!」

華扇「残念ですが…それも効きませんよ」

魔理沙「何でだぜ!!」

華扇「それは…」

そう言うと華扇は、一発の弾幕を放つ。
すると、華扇の撃った弾幕は、扉に当たると同時に消滅した。

魔理沙「なっ…!?」

華扇「これが理由です」

咲夜「弾幕は効かないのですね」

早苗「そんな…」

華扇「でも…」

霊夢「でも…何よ?」

華扇「一つだけ、この扉を開ける方法がありま
す」

早苗「えっ…そうなんですか?」

魔理沙「それは一体何だぜ?」

華扇「それは…あれです」

華扇が指差す方を見てみると、そこには四つの型どられた穴が空いていました。
その穴の形は、四季をモチーフにしたらしく…
右上の穴は桜の花びら。
左上の穴は夏の太陽。
右下の穴は秋の紅葉の葉。
左下の穴は冬の雪だるまでした。
その内の一つ、右上の穴の形を見た霊夢は、ハッとなってポッケからあの金色の桜の花びらを出しました。

霊夢「もしかして…これが鍵の一つじゃ…」

華扇「霊夢!! それは一体どうしたんですか!?」

霊夢「神社に居たら落ちてきたのよ。
一体何かと思ってたけど…ここで使うの
のね…」

早苗「凄いです!! 霊夢さん!!」

魔理沙「早速付けてみようぜ!!」

霊夢「えぇ、そうね」

霊夢は、右上にある桜の花びらの形の穴に金色の桜の花びらをはめ込む。
すると案の定、金色の桜の花びらはピタリとはまり、カチッという音がした。

霊夢「やっぱりね…」

咲夜「あと三つね」

早苗「でも…あとの三つは何処でしょう…」

魔理沙「う~ん…分からんのぜ…」

四人が考えていると、華扇がこう言った。

華扇「この異変は、東西南北で季節が別れてる
そして、博霊神社のある東側は春で、桜
の花びらの形をした金色の鍵が見つかっ
たと言うことは、その他の鍵は…。
夏の太陽の形の鍵は南側の何処かに。
秋の紅葉は西側の何処かに。
冬の雪だるまは北側の何処かに…といっ
た感じではないですか」

霊夢「…成る程ね」

咲夜「確かにその可能性は高いですね」

魔理沙「でも、そうだとしたら…」

早苗「異変解決には、結構時間がかかりますね
どうしましょうか?」

華扇「でしたら、三つのグループに分けるのは
どうですか?」

早苗「成る程!!
それなら早く異変を解決できますね!!」

霊夢「それなら私は、博霊神社に近い南側の太
陽の鍵を回収するわ」

魔理沙「私も手伝うぜ霊夢!!」

早苗「じゃあ私は、西側の妖怪の山辺りを探し
てみます!!」

華扇「私も手伝いますよ、早苗」

早苗「本当ですか!! 助かります♪」

咲夜「それじゃあ私は、北側の紅魔館付近を探
してみます」

霊夢「一人で大丈夫?」

咲夜「美鈴にも手伝ってもらうから平気よ」

霊夢「そう、それなら良いわ」

華扇「それでは、そろそろ探しに行きましょ
う」

霊夢「えぇ、見つかったらこの屋敷に来て。
それで良いわね?」

早苗「了解です!! 霊夢さん!!」

咲夜「分かったわ」

華扇「分かりました」

霊夢「よし…それじゃあ、行くわよ!!」

一同「おぉ!!」

東方物語2話「異変の調査」―完―


Mr.スマイル #2 - 14.09.18 16:20
東方四季星1話「四季異変」


平和で豊な世界、幻想郷。
そんな幻想郷では、たまに異変と言うものが起こります。
ある時は、幻想郷を紅い霧が包んだり。
またある時は、春の来ない冬が続いたこともありました。
今回のお話は、幻想郷の広範囲に及んだ大きな異変のお話。

異変が起こったのは春。
博霊神社には桜が咲き乱れ、心地よい暖かさで博霊神社の巫女の霊夢は、縁側でお団子を食べていました。

霊夢「あ~美味しいわ♪」

霊夢がお団子を食べていると、霊夢の頭に何かが落ちてきました。

霊夢「イタッ!!
何よ…一体…?」

見てみると、そこにあったのは、金色の桜の花びらでした。

霊夢「何よこれ…桜…かしら?」

???「これでよし。
さてと…私は持ち場に戻りますか」

霊夢がその金色の桜を手に取って見ていると、神社の上空から魔理沙が血相を変えてやって来ました。

魔理沙「れ…霊夢~!!!!」

霊夢「何よ…どうかしたの? 魔理沙」

魔理沙「どうしたもこうしたも無いぜ!!
幻想郷の…幻想郷の季節が!!」

霊夢「幻想郷の季節?
季節がどうかしたの?」

魔理沙「説明するより、見た方が早いぜ!!」

霊夢「…?」

魔理沙にそう言われて、上空から幻想郷を見ました。
すると、上空から幻想郷を見た霊夢は、絶句しました。

霊夢「な…何よ…これ…」

そこに広がって居たのは…。
東西南北で季節の別れた幻想郷でした。
博霊神社のある東側が春
そこから真逆の西側は夏
そして、北側が冬
南側が夏、といった感じだった。

霊夢「あっ…」

魔理沙「どうしたんだ?霊夢」

霊夢「もしかして…この金色の桜が関係
してるんじゃあ…」

魔理沙「何だぜ…それ?」

霊夢「空から降ってきたのよ。
もしかしたら…これが関係あるん
じゃないかと思ってね」

魔理沙「その金の桜がか?」

霊夢「…調査するわよ、魔理沙」

魔理沙「合点だぜ!! 霊夢」

今回はここまで。
次回をお楽しみに!!

次回「異変の調査」


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