253人が閲覧して4件のレスがあります
動かない大図書館、地底へ動く。
名無しの烏 #14 - 14.09.17 00:02
![](http://mincomu.dojin.com/sns/~image/userNoImg.png)
はい、2回目のssですね。
今回は前作の「強くなりたい。」とは違い、暇を見つけてつらつらと書いていきます。
応援していただければ幸いですね。
それでは...m(_ _)mペコリ
今回は前作の「強くなりたい。」とは違い、暇を見つけてつらつらと書いていきます。
応援していただければ幸いですね。
それでは...m(_ _)mペコリ
レスポンス
名無しの烏 #21 - 14.09.24 22:05
![](http://mincomu.dojin.com/sns/~image/userNoImg.png)
「お姉さん、何をしているの?」
パチュリーの背後から幼い少女の呼び声が彼女の耳に届く。
彼女はくるりと振り返り、声の主を目に入れる。
「ねーねー、お姉さん。
もしかして何か探し物?」
黄色を基調とした服、
少女には少し大きい黒いハット、
パチュリーの背後には緑がかった銀の髪をなびかせた少女が彼女を興味津々といった様子で見つめていた。
パチュリー
「...えぇ、そうよ。
この近くに地下に繋がっていそうなほど大きい穴を知らないかしら?」
パチュリーはこの近くに住んでいる人間、もしくは妖怪であると推測し、地底へ繋がる穴を知らないかと尋ねる。
少女
「うーん...。」
しかし、少女はパチュリーの質問に難しい顔になり、思いつめたように両腕を胸の前で組み、唸る。
パチュリー
「知らないかしら?」
少女
「知ってるよ♪」
即答。
あれほど悩んでいたのに関わらず、
少女は満面の笑みをパチュリーに向ける。
パチュリー
「...どこにあるか教えてくれないかしら?」
パチュリーはずっこけそうになるも、なんとか耐え、冷静を装い、道案内を少女に頼む。
なんというか掴み所がない少女、
そんな印象を少女に抱いたが、
このまま紅魔館に帰るのも癪だと思い、パチュリーは小さく頭まで少女に下げる。
少女は自分に下げられた頭をポカンと見つめるが、すぐさま笑みを取り戻し...、
少女
「いいよ♪」
パチュリーの背後から幼い少女の呼び声が彼女の耳に届く。
彼女はくるりと振り返り、声の主を目に入れる。
「ねーねー、お姉さん。
もしかして何か探し物?」
黄色を基調とした服、
少女には少し大きい黒いハット、
パチュリーの背後には緑がかった銀の髪をなびかせた少女が彼女を興味津々といった様子で見つめていた。
パチュリー
「...えぇ、そうよ。
この近くに地下に繋がっていそうなほど大きい穴を知らないかしら?」
パチュリーはこの近くに住んでいる人間、もしくは妖怪であると推測し、地底へ繋がる穴を知らないかと尋ねる。
少女
「うーん...。」
しかし、少女はパチュリーの質問に難しい顔になり、思いつめたように両腕を胸の前で組み、唸る。
パチュリー
「知らないかしら?」
少女
「知ってるよ♪」
即答。
あれほど悩んでいたのに関わらず、
少女は満面の笑みをパチュリーに向ける。
パチュリー
「...どこにあるか教えてくれないかしら?」
パチュリーはずっこけそうになるも、なんとか耐え、冷静を装い、道案内を少女に頼む。
なんというか掴み所がない少女、
そんな印象を少女に抱いたが、
このまま紅魔館に帰るのも癪だと思い、パチュリーは小さく頭まで少女に下げる。
少女は自分に下げられた頭をポカンと見つめるが、すぐさま笑みを取り戻し...、
少女
「いいよ♪」
名無しの烏 #17 - 14.09.19 22:01
![](http://mincomu.dojin.com/sns/~image/userNoImg.png)
学校帰りの帰路で書いたので、
推敲もせず、誤字点検もほとんどしていませんが、今回もよろしくどうぞ。
推敲もせず、誤字点検もほとんどしていませんが、今回もよろしくどうぞ。
名無しの烏 #17 - 14.09.19 21:58
![](http://mincomu.dojin.com/sns/~image/userNoImg.png)
吹き付ける風はそよ風。
照り付ける陽は陽春。
快晴な空を見上げ、たらりと一筋の汗を流したパチュリーは、鬱陶しそうに太陽を睨み付ける。
パチュリー
「...眩しい。」
彼女は今一人で地底を目指していたところであった。
普段、持病の喘息に悩まされ、
一人でおちおちと水浴びもできない彼女が何故一人で地底を目指していたかと言うと...、
パチュリー
「やっぱり小悪魔といっしょに来ればよかったわ。」
そう、これはパチュリー自身が望んだことで、彼女は自分の意思で地底までの道を一人で歩いていたのである。
当初、小悪魔はパチュリーに付いていくと彼女に提案していたのだが、これを彼女は『一人でゆっくりしたいからいいわ。』と拒否。
かくして、彼女は一人で地底を目指すことになったのである。
彼女は紅魔館を出る際、
小悪魔から手渡されたバスケットをちらりと目に入れる。
バスケットの隙間から、
小悪魔が作ったのであろう、
パチュリーの好物である、卵とトマトのサンドイッチが見える。
パチュリー
「もうそろそろだと思うんだけど。」
彼女は辺りの景色を今一度見回し、周りの情景を探り見る。
しかし、そこら中草木が鬱蒼と生い茂るだけであり、彼女の目指す地底に繋がりそうな穴は一つして見つからなかった。
パチュリー
「もしかして、迷ったかしら。」
もしかすると、ここら一帯の草木を魔法を使い燃やし尽くせば、
穴は見つかるかもしれない。
そんな危険極まりない思考が彼女の脳内に浮かび上がったかと思うと...
「お姉さん、何をしているの?」
照り付ける陽は陽春。
快晴な空を見上げ、たらりと一筋の汗を流したパチュリーは、鬱陶しそうに太陽を睨み付ける。
パチュリー
「...眩しい。」
彼女は今一人で地底を目指していたところであった。
普段、持病の喘息に悩まされ、
一人でおちおちと水浴びもできない彼女が何故一人で地底を目指していたかと言うと...、
パチュリー
「やっぱり小悪魔といっしょに来ればよかったわ。」
そう、これはパチュリー自身が望んだことで、彼女は自分の意思で地底までの道を一人で歩いていたのである。
当初、小悪魔はパチュリーに付いていくと彼女に提案していたのだが、これを彼女は『一人でゆっくりしたいからいいわ。』と拒否。
かくして、彼女は一人で地底を目指すことになったのである。
彼女は紅魔館を出る際、
小悪魔から手渡されたバスケットをちらりと目に入れる。
バスケットの隙間から、
小悪魔が作ったのであろう、
パチュリーの好物である、卵とトマトのサンドイッチが見える。
パチュリー
「もうそろそろだと思うんだけど。」
彼女は辺りの景色を今一度見回し、周りの情景を探り見る。
しかし、そこら中草木が鬱蒼と生い茂るだけであり、彼女の目指す地底に繋がりそうな穴は一つして見つからなかった。
パチュリー
「もしかして、迷ったかしら。」
もしかすると、ここら一帯の草木を魔法を使い燃やし尽くせば、
穴は見つかるかもしれない。
そんな危険極まりない思考が彼女の脳内に浮かび上がったかと思うと...
「お姉さん、何をしているの?」
名無しの烏 #14 - 14.09.17 00:10
![](http://mincomu.dojin.com/sns/~image/userNoImg.png)
「パチュリー様、温泉って知ってますか?」
紅魔館の大図書館にある一際大きく、豪華な机の上で魔術に関する書物を読み進めていたパチュリーは、
自分の使い魔、小悪魔から発せられた言葉に本を閉じて、冷ややかな瞳で彼女を睨む。
パチュリー
「それは私を馬鹿にしているのかしら?」
小悪魔
「ち、違いますよ!!!」
小悪魔は自分にそんな意思はないと、手をブンブンと大袈裟に振り、冷や汗を流す。
小悪魔
「なんでも地底の温泉は数多の病、喘息にも大きな効果を及ぼすと小耳に挟んだので。」
パチュリーはその情報に対して、少し考える様子を見せ...、
パチュリー
「...いいわ、地底のその温泉ってのに行ってみようかしら。」