俗っぽさ、人間らしさ
著者がクリスチャンで、
テーマが原罪ということで
そういったレビューが多いので敢えて別のレビューをしてみます。


前作に続き、
本作も面白いです。

私の視点にはなりますが、
その面白さは登場人物が本当に
“俗っぽい欲望”を抱いて思い悩む点かと思ってます。


なにより、
主人公陽子の父 病院長である辻口啓造がいい。

彼は、
親友の高木も感心する真面目な男で、
本人も誠実でありたいと願って生きている。


が、
妻の浮気(未遂)が許せず、
その腹いせに陽子を引き取ったり
引き取った陽子を可愛がれなかったり、
そうかと思うと成長した陽子に色香を感じてしまったり。

船の事故で九死に一生を得た時には、
「改心して妻を許そう」と思うが
結局20年くらいたっても根に持ってわだかまりを感じていたり。


アタマで考え、
こうありたいと思う自分と
本能的に反応してしまう乖離に思い悩みながら生きている姿が
人間らしく素晴らしかった。


ドラマの展開は、
前作にも増して昼メロチックな
“俗っぽくてキャッチーな状況”が多発します。


でも、
面白いです。


こういう“日常ではありえない状況”にこそ
人間性を問われ、
その人間性を描けるのではないでしょうか?

最後に、
「氷点」「続・氷点」で一貫して描かれているのは
「外見的に美男美女であれば、
相手に好意的に受け入れられる」という点で
このことは俗っぽいことではあるが、
真摯に受け止めるべき現実での真実でもある。


執筆されてから50年近くなる本作だが、
これだけ娯楽にあふれている現代でも
面白く読めるというのは、
人間の、
普遍的な本質が描かれているからかもしれないです。
三浦綾子 電子全集 続 氷点(上) 小学館電子版

その他の感想

ノーベル文学賞がふさわしい
早い安いイメージ通り
コンピューター・ゲーム DESTINY のエンド・タイトル・テーマ曲
問題なしでーす
アイテムが5点入っていました
初期費用を高く感じる方へ
可愛すぎる!買ってよかった。
SF青春トラジディー物語。かなりオススメです。
やはりプーマ
安っぽく見えないです!!
安定安心
嫁の笑顔。???
色が良いし、全ての端子に対応するキャップが装備されているのでホコリも入らない。
シュコー
PS4のシステム4.50で使用可能
またオーデオ熱ぶり返し
「働きながら育てたい」当たり前のことを実現したい
なかなか秀逸。
最低のブツでした(泣)。
クラウンには使えませんでした。
ふれあう大切さ
リストファン必聴
この本について
注が
擦れます・・
日差しカット
玉石混交
テニスに
実例豊富で読み応えあり
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