楽隠居　　この頃ステレオ製品について

ステレオサウンドは創刊号から楽しみに読ませて頂いております。
当時はMacintosh、
２７５、
MC28,やパワーアンプ２１０５、
２３００等それから驚異的なプリアンプ、
マークレビンソンLNP2,そして2L パワーアンプML2L,その後レビンソンが独立して出したCELLOのプリ、
パワーアンプ。
それぞれステサンの評価を参考に買い求め、
楽しませてもらいました。
当時でも高価で購入するには大変努力したものです。
しかし、
この頃の製品の高価格には唖然としてものもいえません。
コードでも何百万もするものもある。
プリアンプ、
パワーアンプ、
CDプレイヤーでは壱千万近くのもの、
スピーカーにおいては二千万を超えるもの。
あきれますね。
そしてその製品がステレオサウンドで素晴しい製品として取り上げられ堂々とゴールデンサウンド賞を受賞している。
評論家先生の皆さんの思考がその方向にあるのですかね？。
趣味の世界が違いますが、
何十年も研究技術を重ね、
ねじ一本から何千何万の部品を何百何千の工程を経て完成する手作りの夢の車、
フェラリーを買うのと同じ金額を出さなければ最高のスピーカー等が買えないのですかね？。
趣味の世界が違うといっても価値観に疑問を感じます。
日本製S社の百万以下、
五十万以下のスピーカーで優秀な製品を出していますし、
A社では百万前後、
五十万前後のプリ、
パワー、
CDアンプ等を出して頑張っています。
私たち団塊の世代をターゲットにするのではなく、
もっと若い世代の人達がついて来れるような評論と製品の紹介をお願いしたいものです。
特に昨今はIPOD等のAIRPLAYでステレオを楽しんでおられる方が多くなってきているので、
若い人達がオーディオの素晴らしさを多くの皆さんに知って欲しいと思います。