ツービートじゃなくて、ツーアート。
ビートたけしと村上隆が、
お互い(または自分の)作品や自身のアート観について語っている本です。


村上隆は「オタク文化」を素材とした現代美術で主に海外で高く評価されている、
ちょっとクセのあるアーティストです。


普通の対談本とは異なり、
たけしと村上氏の話が交互に三ページ程度にまとめられており、
私にとっては読みやすかったです。


私が面白いと感じた部分を挙げてみます(原文を簡素化しています)。


<ビートたけし>
・アートって気取ったものだと思ってたけど、
村上隆の作品はモロに商業主義的なので驚いた(p11)。

・村上隆はものすごい理論家だと思うけど、
考え過ぎている気もする(p13)。

・ベトナム戦争のとき米兵がベトコンをいきなり射殺した映像に強く影響を受けた。
そのような唐突な暴力が、
自分の映画の基本になっている(p47)。

・使い道のなさはアートに通じている(p52)。

・飢えてる人におにぎりとアートを選ばせたらおにぎりを取るに決まってる。
衣食が足りていることがアートの必要条件だ(p86)。

・映画の解釈は観客がすべきことだ。
製作者が「正しい解釈」を観客に押し付けるのは間違っている(p103)。

・作品は排泄物、
つまり、
う○こみたいなものだ(p140)。


<村上隆>
・ビートたけしが自己流でピカソの見方を提案していたことは、
ある意味、
とても正しい美術の見方だと思う。
そのような「ルールの改変」は、
アンディ・ウォーホルの行った「ルールの再解釈」にも通じている(p29)
・日本人は本当の意味で芸術が好きなのかどうか疑問に感じる(p83)。

・海外で評価されているアーティストは、
野球の野茂英雄のように、
日本には居づらくなって出て行った人が多い(p91)。

・アーティストが「自分はキズついてます」とアピールするような作品が日本人にはウケる。
自分の作品はニヤリと笑ってたりして、
キズついているように見えない。
だから自分の作品は日本であまり売れないのかもしれない(p119)。
ツーアート (光文社知恵の森文庫)

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