ハードロックを求めなければ最高傑作

トータルセールス2000万枚以上、
グラミー賞を11回受賞、

デイヴ・グロール率いる合衆国のロックバンドの8th。


事前情報として賛否ある事に若干の不安を抱いていたが一聴して吹き飛んだ。

正直前作までの音作りにややマンネリを感じており、
新しいフー・ファイターズを期待していたのが正解だった。

以前と変わらぬ音楽を求めるファンにとっては変化球だったかもしれない。


曲数は全8曲と少なく、
物足りないかと思いきや１曲１曲の内容が濃いこと。

どの曲もかなり練り込んだ事が想像でき、
おかげこれから長い間飽きずに楽しめるロックに仕上がっている。


そして何と言っても今作はアルバム全体の構成が素晴らしい。

アルバムを通して聴く事に一層価値が出るタイプの作品。


このあたりで何か非を挙げておきたい所だが正直絶賛せざるを得ないといった印象。

デイヴの才能は未だ枯れる事無く衰えを知らない。
本作を聴いて思い知らされた。