レモンの(世界史ではなく)西洋史をコンパクトにまとめる
レモンの辿った世界史を語る本。


先日読んだ『Citrus: A History』が期待はずれだったので、
リベンジを期して最近出版された本書を手に取った。
これは、
レモンを中心としたカンキツの世界史を概説する本である。


アジアに発祥したカンキツ(シトロン)は、
まずはユダヤ人によって祭祀に使われたことで西洋世界に広まった。
だが、
ユダヤ人たちがヨーロッパに直接カンキツ文化をもたらしたのではなかった。
本書が指摘するのは、
カンキツ栽培の技術を高め、
栽培を広めたのはアラブ人たちの功績であるということだ。
そのため、
近代世界までのカンキツの大生産地は、
シチリアやスペインといった、
中世までにイスラム勢力により征服されていた地域と重なっている。
例えばシチリアでは、
レコンキスタ以降には、
かつてアラブ人たちが作った灌漑設備を受け継いでレモン栽培が行われたのである。


ユダヤからアラブへと受け継がれたカンキツ栽培は、
こうしてイタリアにもたらされた。
そして、
それを北部ヨーロッパへと伝えていくのがメディチ家である。
フランスに嫁いでいったカトリーヌ・ド・メディシスがカンキツ文化を伝導するわけである。
メディチ家は、
カンキツのコレクターでもあり、
大変な種類のカンキツ類を栽培していたようだ。
カンキツ類は貴族たちのステータスシンボルとなり、
ほとんどカンキツ類の採れないネーデルラント(オランダ)ではカンキツを静物画に描くことが流行した。


大航海時代には、
レモンは壊血病の予防のために非常に重要な作物となる。
長い航海中にビタミンCの欠乏から「壊血病」に罹るわけだがこれの「特効薬」がカンキツ類であることがわかったため、
「命がけ」だった航海が比較的安全なものになったのである。
このあたりの科学史について本書は詳しいが、
私が疑問なのは、
より古くからの航海者だったアラブ人は、
そのことを知っていたのだろうか、
ということだ。
あるいは、
他の予防法があってカンキツに頼る必要がなかったのかもしれないが、
ここは非常に気になるところである。


米国にカンキツ産業が興ってからの歴史は、
既に『Citrus: A
Lemon: A Global History (Edible)

その他の感想

色々おかしい
やさしい!面白い!新しい!
カッコいい!けど
具体的な修理内容がない
初めての自作用に
買って間違いなしです
ついついポチッと
結婚式のファーストバイトで使いました
神経生理学の名著
ヒビがありました
クレオパトラ7世までの約6000年の古代エジプト史.
価格は、OKですね。
3DSLLでも使えます
専用ゲストボーカル ボーカリストも持っていますが
良く纏まっている。
使用承諾の関係がキツイかな。。
心からガンダムを愛する人に伝えたい
木の手触りが書くのを楽しくしてくれる
甥っ子に購入
幅広の方いいですよ
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形状が写真と違う
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