選択することに意味を感じるゲーム

マップの上を走って敵を倒すゲームが最近では自分の中でRPGだと認識していました。

でもこの作品は、
そんな自分の勘違いを思い直させてくれました。

キャラクター１体１体が役割を演じることで、
ストーリーをなぞるのではなく選んでいるかのような感覚に浸らせてくれます。

このじわじわ世界観にのめりこんでいける感覚は久しぶりでした。


前作のファンには嫌う人もいるようですが、
雰囲気等の好みを除いて単体パッケージで見ればかなりの完成度です。

ビジュアル、
音楽、
ストーリー、
システム全てが練られてる印象です。

戦闘システムは理解し辛いですが、
ゲームのテーマから考えればなかなか面白いアプローチをしていると感じます。

アルティマニアなり攻略サイトなりは用意しておいたほうがいいでしょう。

設定が多すぎてなかなか全部を理解するのは難しいです。


このレビューを書いているのは2011年ですが、
RPGというジャンルは既に衰退してしまったのかもしれません。

もうこのレベルの世界観を持つRPGは作れないのではないかとさえ思えます。