「おまえさん、仕事が早いねぇ〜」。空の上で微笑んでいそうな快作
不思議な装丁の本である。
表紙と裏表紙が反転している。


そして、
中川右介著ではなく「編著」「朝日新聞出典」と題され、
地方版を含む一新聞に掲載された公演記録やインタビュー記事から一人の役者の舞台人生を中川氏が狂言廻し、
あるいは義太夫語り大夫となってナビゲートしていく斬新な手法の一冊。


近頃増えだした“膨大な資料を読み解いて作品を生み出す”先駆者である編著者による、
これから際限なく出てくるであろう十八世中村勘三郎に関する著作のトップバッターだが、
そこは中川氏の仕事だけにパッチワークのような単なる記録資料集では決してない。


体裁の特徴として、
各見開きの右上にページの内容にあてはまる西暦が記され、
今、
勘三郎(勘九郎)のどの年のことを読んでいるのかが一目でわかるようになっており、
また氏の文章と新聞記事と公演記録で文字のフォントを変える工夫がなされ、
センテンスもちょうどいい長さでとても読みやすい。
特に当代一の人気役者の死という現実と向き合いつつ読まざるを得ない側への相当細やかな配慮が他にも随所になされている。


しかしながら・・・。

ドライブ感溢れる文体の勢いと編集の妙味で一気に読めたこれまでの氏の著書と違って、
前へなかなか進めないのだ。




あまりにも早すぎた死を受け入れつつ読むには、
コアな勘三郎ファンでなくとも想像以上に厳しく生々しく、
また読むほどに、
一人の役者が成し得てきたことがあまりにも多過ぎ、
広過ぎ、
急ぎ過ぎて、
消化しきれないまま次世代へバトンタッチされてしまったことを突きつけられ、
全軌跡でありながら大河のような歌舞伎界の中では未完であることを否応なく思い知らされた。

それは氏の編集ストーリーがブレていないということにほかならない。


2000年「芸は昔の役者や芸人に戻りたいけれど、
体質は自立した芸術家でいたい。
お客もごひいき筋ばかりより、
『浮動票』がいい。


2003年「座元の名前になれば今よりも冒険できる」
十八代目中村勘三郎 全軌跡

その他の感想

オフボーカル版はイメージ全く違います
掛け値なしにおすすめです!
この時代
サイズに注意です。
小さ目で袖がすぐに縮みました。
見た目も良いし…
アフリカのバイブル
デザインは良。ただ・・・
こんなセクシー見たことない・・・
高級感あるデザインです。
インコ、オウム好きに限らず、動物たちが何を考えているのか興味のある人には面白い本です
素晴らしかったです
メッシュが涼しそう
佐久間麻美由さん・・・
アグネス・ラムのオーラがすごい!
子どもの頃、最初に出会ったゴジラ映画。
文章理解の対策本として十分な出来
加島時計店 さんで買いました。
まだ接待受けてんのか?
音量注意
good GOOD good GOOD good GOOD good GOOD 
私も伊達市民
まだ使用回数は少ないのですが
サイドが明るくなった
忘れたときは、出かけずに
一つ有ると便利です
うまる愛
疲れた心におすすめの一冊
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